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浅草の一蘭ラーメン、980円「八角どんぶり」新店舗に外国人が行ってみた

浅草の一蘭ラーメン、980円「八角どんぶり」新店舗に外国人が行ってみた

更新日: 2021/02/22

外国人にも大人気のエリア浅草に2019年12月19日(木)、天然とんこつラーメン専門店「一蘭」の新店舗「一蘭 浅草六区店」がオープンしました。同店は「一蘭 浅草店」に続く浅草エリアで2つ目の店舗。どんな店舗なのか?早速見ていきましょう。

海外7店舗も含めすべて直営店、外国人にも大人気のとんこつラーメン「一蘭」

海外7店舗も含めすべて直営店、外国人にも大人気のとんこつラーメン「一蘭」

一蘭といえば、日本国内だけでなくアメリカNYや香港、台湾にも店舗を展開している人気のとんこつラーメン店。日本人はもちろん、外国人にもファンが多いお店です。

特徴は、オリジナルのスープと特製生麺を使った「天然とんこつラーメン」。すべての店舗で、メニューはこだわりの1種類です。ラーメンが最も美味しく感じる温度バランスになるよう、各食材・備品の温度を徹底的に管理。美味しい状態で提供するべく、完成から提供まで15秒以内でお客さんの席までラーメンを運べるよう提供ルートを28.8m以内に設計しています。

「一蘭 浅草六区店」店内の様子。すべてカウンター席(「一蘭」では「味集中カウンター」と呼ぶ)で、全24席
「一蘭 浅草六区店」店内の様子。すべてカウンター席(「一蘭」では「味集中カウンター」と呼ぶ)で、全24席
「一蘭」は国内外問わず、とんこつラーメンの味もお店の雰囲気も基本は統一しています
「一蘭」は国内外問わず、とんこつラーメンの味もお店の雰囲気も基本は統一しています

さらに一蘭といえば、1人でも気軽に立ち寄れるスタイルの席が用意されていることでも有名。まわりを気にせず、自分のペースでゆっくりラーメンを味わえます。食券を購入し、「空席案内板」で確認した席に着席、席に用意されているオーダー用紙に好みの麺の硬さなど記入して「注文」ボタンを押せば、スタッフと一度も目を合わせなくても数分後にラーメンが目の前に運ばれてきます。

食券販売機は日本語、英語、中国語、韓国語に対応
食券販売機は日本語、英語、中国語、韓国語に対応
空席案内板で空席を確認します
空席案内板で空席を確認します

店内照明はラーメンの味に集中できるよう暗めの設定されていて、壁もあえて昭和レトロな雰囲気にするなど、ラーメンの味だけでなく店舗作りにもこだわっています。

「一蘭 浅草六区店」は壁にレトロなおもちゃがあるなど楽しい昭和レトロ感を演出
「一蘭 浅草六区店」は壁にレトロなおもちゃがあるなど楽しい昭和レトロ感を演出

新店舗は末広がりで縁起が良い「八角どんぶり」で提供

新店舗「一蘭 浅草六区店」は、一蘭の国内外含め84店舗目のお店です。最大の特徴は、縁起が良い「八角どんぶり」で提供すること。ラーメンのメニューは、40人以上の専属職人が創業以来から研究を重ねてきたこだわりの「天然とんこつラーメン(八角どんぶり)」(980円・税込)です。

今回どんぶりに採用した八角形は、古来より「運気上昇」や「金運アップ」など森羅万象から幸運のエネルギーを引き寄せる縁起のよい形とされていることから、一蘭では「縁起の良いラーメン浅草で食べて、来店したすべての人に笑顔の絶えない幸せな日々が訪れますように」という想いを込めているそうです。

八角どんぶり(左)と他店舗のどんぶり(右)の比較
八角どんぶり(左)と他店舗のどんぶり(右)の比較

どんぶりの縁には、縁起のよい宝物を寄せ集めた「宝尽くし」の文様や、慶事・吉祥のシンボル「松竹梅」など幸運をもたらすとされる絵柄があしらわれています。手前にある数字の「8」からスープを飲み干すと、「大吉」の文字が現れる工夫も。

八角どんぶりの「天然とんこつラーメン」を外国人が実食!

気になるそのお味を、LIVE JAPAN編集部のキャシーが実食。

イギリス出身、来日3年目のキャシー
イギリス出身、来日3年目のキャシー

「一蘭のラーメンは食べたことがありますが、味の濃さやにんにくの量を自分で選べるのがいいですね。スープは軽い印象で、観光に出かける前に食べるのにもちょうど良いと思います」(キャシー)

一蘭のオーダー用紙。初めてでどこを選んで良いか悩む人向けにおすすめが点線で示されています
一蘭のオーダー用紙。初めてでどこを選んで良いか悩む人向けにおすすめが点線で示されています

浅草六区店で食べてみた感想は「にんにくが好きなのでたくさん入れてみました。やっぱり美味しいです! お店の雰囲気も浅草っぽく温かい感じで、とても良いです。また近々来たくなりました」と大満足の様子。

今回はサイドメニューも一緒に頼みましたが、「女性ならラーメン1杯でも十分満足できる量です。これで1000円以内ならいいですね」(キャシー)

なお、+210円を支払えば「加笑玉」と呼ばれる「替玉」も注文できます(150円の半加笑玉もあり)。

縁起物づくしの「一蘭 浅草六区店」では、麺のおかわりである替玉を八角ラーメンどんぶりのラーメンと一緒に笑顔が増えるよう「加笑玉」と呼んでいます
縁起物づくしの「一蘭 浅草六区店」では、麺のおかわりである替玉を八角ラーメンどんぶりのラーメンと一緒に笑顔が増えるよう「加笑玉」と呼んでいます

サイドメニューにも注目

「一蘭 浅草六区店」ではそのほか、サイドメニューとして「煮こみ焼豚皿」(490円・税込)と「抹茶杏仁豆腐」(390円・税込)も提供しています。

「煮こみ焼豚皿」
「煮こみ焼豚皿」

煮こみ焼豚皿は、上質なロースを選定し、丁寧に火加減を微調整しながら細部まで味が染み渡るようじっくりと煮こんだ一品。素材本来の美味しさが感じられるよう、焼豚ではなく調味料を燻製しています。ラーメンにはもちろん、ごはんやビールのお供にもおすすめだそうです。

ラーメンとは別皿で食べるつもりでしたが、一緒に食べてみたら想像以上に美味しかった!ラーメンと交互に食べるのがいい感じ。 おすすめされている通り、ご飯にも合うと思います」(キャシー)

「抹茶杏仁豆腐」。抹茶の緑とクコの実の赤、器の黒で一蘭の企業カラーでもある配 色となっています
「抹茶杏仁豆腐」。抹茶の緑とクコの実の赤、器の黒で一蘭の企業カラーでもある配 色となっています

抹茶杏仁豆腐は、上品な甘さとなめらかな口当たりの抹茶杏仁に深いコクと風味を凝縮した抹茶ソースをかけたスイーツ。味わい豊かな香りをもつ福岡県八女の抹茶を贅沢に使用しています。

「抹茶のソースをかけると苦いイメージがありますが、甘すぎず渋すぎずちょうどいい美味しさです。クコの実は少し苦手ですがこのデザートになら合いますね」(キャシー)

付属の抹茶ソースをかける前の「抹茶杏仁豆腐」
付属の抹茶ソースをかける前の「抹茶杏仁豆腐」

「一蘭」が浅草六区に出店した理由

一蘭は1店舗で提供するラーメンのメニューを1種類のみに限定するなど、とにかく美味しい味を追求しているラーメン店。そんな同店ではここ数年、味に加え来店者に「付加価値」を提供するべくさまざまな手法を模索してきました。

2019年2月には「100%とんこつ不使用ラーメン」の店舗を西新宿にオープン。10月には「銀座一蘭」の店名で、同店のために開発した麺とチャーシューが特別な重箱に入ったラーメンの提供を開始しています。

「銀座一蘭」
「銀座一蘭」

そして今回、新店舗のキーワードとなったのが「縁起の良い店舗」でした。「縁起といえば浅草浅草には日本最古の招き猫ゆかりの場所である浅草寺をはじめ多くの開運・パワースポットがあります。国内外問わず人気のパワースポットを目当てに浅草を訪れる方々にぜひ立ち寄ってもらえれば」(一蘭)としています。

浅草六区店の店長・木戸口 奨さんは「旅行の中で、食事は非常に大切なポイント。1日に3回ある中で、一蘭に来て気持ちよく満足してもらえるように心を込めてラーメンを提供しています」と話します。外国人の方向けに、1階でインターフォンを押せば大型のキャリーバッグなどを店内まで運ぶサービスもしてくれるといいます。

店内には英語、中国語が話せる店員さんがいます
店内には英語、中国語が話せる店員さんがいます

新店舗から徒歩9分の場所にある「一蘭 浅草店」はカウンター10席とテーブル38席があり、連日行列するほど大盛況。数人でゆっくり食べる場合には浅草店、1人や少人数で食べたい場合には浅草六区店など使い分けができそうです。また浅草六区は住宅地からも近く「地元の人にも気軽に訪れてもらいたい」と木戸口店長は話しています。

店長・木戸口 奨さん(左)
店長・木戸口 奨さん(左)

大人気の観光エリア浅草で、浅草寺や雷門からも歩いて行ける場所にある「一蘭 浅草六区店」。浅草の観光ついではもちろん、わざわざ食べに行きたくなるお店です。縁起担ぎに、ぜひ訪れてみませんか?

店内では一蘭特製赤い秘伝の粉付「一蘭ラーメンちぢれ麺」や一蘭トートバッグなどのお土産物も購入できます
店内では一蘭特製赤い秘伝の粉付「一蘭ラーメンちぢれ麺」や一蘭トートバッグなどのお土産物も購入できます
  • 一蘭 浅草六区店
    • 住所 東京都台東区浅草2-6-11 平和ストアビル2F
    • 最寄駅 つくばエクスプレス「浅草」駅 A1出口より徒歩3分、都営浅草線/東京メトロ銀座「浅草」駅より徒歩9分、「一蘭 浅草店」より徒歩9分
    • 営業時間:8:30~23:30
      席数:24席

Written by:

上口翔子

上口翔子

LIVE JAPAN編集部 日本語東京エリアの編集担当。IT系Webメディアの編集記者や地元の富士山エリアで事業を展開する企業の広報宣伝業務を経て、2016年ぐるなび入社。趣味は富士山の撮影と「ぬい撮り」。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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