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在日韓国人が日本のキムチをあまり好きじゃない6つの理由

在日韓国人が日本のキムチをあまり好きじゃない6つの理由

公開日: 2019/10/20

日本でもすでに、食卓の定番となっているキムチ。韓国料理屋ではもちろんのこと、家での食事にキムチが並べる日本人も少なくはないのでしょうか。スーパーでも必ずみかけるキムチですが、日本産や中国産など、必ずしも韓国産の物ばかりではないそうです。そこで、在日韓国人に日本のキムチについて、正直どう思っているのかを聞いてみました。日本のキムチと韓国のキムチの知られざる違いなどが明らかになったので、早速見ていきましょう!(以下は、インタビューに応じてくださった個人の体験に基づいた意見です)

日本のキムチはしんなりしている

日本のキムチはしんなりしている

「日本と韓国の白菜ってちょっと違っていて、日本の白菜の方が水分を多く含んでいるんです。なのでキムチの食感が全く異なります。韓国のキムチはもっと白菜がシャキッとしてますよ」

キムチを作る時は白菜を塩で揉み、水分を落とすそうなのですが、日本の白菜は水分が多く含まれているので、韓国のキムチのようにシャキッとした食感がなかなか出せないそうです。韓国の白菜は日本の白菜に比べ水分が少なく、シャキッとしていて、食感が日本のキムチとは全く違うそう。また、それが理由で味がなかなか白菜の中まで染み込まず、まろやかな味になる、ということもあるそうです。

日本のキムチはバリエーションが少ない!

日本のキムチはバリエーションが少ない!

「日本で見かけるキムチは主に、桃などフルーツで発酵させたものが多いですよね。なので、味がワンパターン。韓国ではキムチと一言で言っても、発酵するときに使用する材料で、味わいが違います。また、実はキムチって浅漬けとかもあるんですけど、浅漬けのキムチを、日本ではあまり見たことがないですね」

キムチの作り方は千差万別。韓国の地域によっても変わるそうです。韓国では牡蠣・イカ・あみの塩辛やイワシのエキスなど、海鮮物をたっぷり入れて発酵させる方法もあるそうです。そうすることで、キムチの香りもより高くなり、より塩が効いた味になるそうですよ。しかし、海鮮で発酵させたキムチは日本にはあまり見かけず、見かけても値段が高いそうで、なかなか気軽に食べることはできないそう。

また、浅漬けのキムチはより甘辛く、濃い味がします。キムチの浅漬けもなかなか日本では手に入らないそうで、韓国から送ってもらって食べることが多いだとか。こんなに作り方の違うキムチがあるのには、驚きですね!

日本のキムチは味が薄い気がします

日本のキムチは味が薄い気がします

「日本のキムチと韓国のキムチは、まず味が違います。日本のキムチは、味にパンチがないですね。韓国のキムチって日本で食べるキムチよりも、味が濃いんです」

韓国で食べるキムチに比べて、日本のキムチは味が薄いと感じるそうです。本場のキムチはより塩辛さが効いています。一方、日本のキムチは日本人に合わせたまろやかな味が一般的。発酵させる時の材料や、同じ材料でも産地の違いによって、味に違いが出てくるそうです。もちろん日本人が作っているのか、韓国人が作っているのかによって、味の違いは出ます。しかし日本で韓国人が作っていても、材料の違いで韓国のキムチと全く同じ味を出すのは、実は難しいそうです。

日本のキムチは匂いがあまりしない

日本のキムチは匂いがあまりしない

「韓国内でも地域によって差はありますが、キムチってとても匂いがきついものとかもあるんです。でも日本で食べるキムチはあまり匂いがきつくない様に感じます。チェジュ島で作られたキムチとかは、匂いが強いですが、とっても美味しいですよ」

韓国では匂いが強いキムチが好まれるそう。チェジュ島や全羅道(チョルラド)という地域のキムチは、特に人気があるそうです。一方で日本で漬けられたキムチは、匂いがあまりせず、美味しそうに感じないとか。日本の場合は、あまり匂いがきついと日本人には好まれなさそうですよね。

お店に行くと日本のキムチは有料、韓国ではキムチはだいたい無料!

お店に行くと日本のキムチは有料、韓国ではキムチはだいたい無料!

「韓国では料理屋に行くと、キムチはお通しで出てきます。4~5種類のキムチが出てきて何度もお代わりしてもいいのに、無料のところが多いです。日本はキムチが有料のところが多いですよね?日本でキムチにお金を払うのに、実は若干抵抗があります(笑)」

韓国ではお通しとしてキムチが出されることが多くありますが、それは全て無料。何か1品注文しないとお通しは出てきませんが、それでも日本のようにお通し代はかかりません。一方、日本ではキムチがお通しというところも珍しいですし、お通し自体が有料の場合も多いですよね。いつも無料で食べられていたキムチにお金を払う、ということに抵抗があるそうです。日本でいう、お水やおしぼりにお金を払う感覚でしょうか。確かに無料で食べれるのが当たり前だと思うと、日本ではなんで有料なのかと疑問に感じてしまうかもしれません。

韓国人が経営していても、本場の味を楽しむのは困難!?

韓国人が経営していても、本場の味を楽しむのは困難!?

「在日韓国人が営む韓国料理屋は日本に多くあります。しかし、本場のキムチと同じような味を出してるところはそう多くないですね。それはやはり、白菜や材料の違いかなと思います」

在日韓国人が経営する韓国料理屋さんの多くは、自分たちでキムチをつけていることが多いそうです。味付けや料理方法は韓国で受け継いだ方法で作られていても、白菜などの生鮮食品は、日本の物を使っているところも多いそう。なので、やはり本場と完全に同じような味わいは難しいようです。新大久保のようなコリアンタウンで食べても、本場との違いがわかるそうですよ。また、韓国人が作ったキムチではないというのも、味でわかってしまうそうです。それほど味の違いが、如実に出てしまうんですね。
また韓国料理屋さんの多くは、日本人に合わせた味付けになっているそう。本土で食べるキムチとは、やはり大きく違いが出てしまうのですね。

ズバリ、日本のスーパーでキムチは買うの?

ズバリ、日本のスーパーでキムチは買うの?

「日本のスーパーでもキムチは多く見かけますが、正直、購入したことはありません。見てみると日本産や中国産も多いので、食べたいとは思わないですね。だいたいの人が、韓国にいる家族や親戚から送ってもらってます」

韓国では毎年11月に、キムジャンというキムチを漬ける時期があり、多くの家庭はそこでキムチを漬けます。その時に在日韓国人は、韓国にいる家族や親戚からキムチを送ってもらうそうです。11月以外も韓国から送ってもらっては、近所にお裾分けをしたりするそう。
また、キムチと一言で言っても、韓国でも地域や家庭によって味付けは変わります。自分の好きなキムチが欲しい!となると、やはり現地の慣れ親しんだ人に送ってもらうのが、一番ですね。

在日韓国人が感じる、日本のキムチの本音いかがでしたか?キムチの存在は日本でより広がりを増し、多種類のキムチがスーパーのお惣菜コーナーで売っていることも、多く目にするようになってきました。しかし、実は韓国のキムチとは違いがあり、韓国人はあまり食べていないとのことです。韓国人が営む韓国料理屋も、完璧には母国のキムチの味を表せてないと先ほど述べましたが、それでも在日韓国人は日本の韓国料理屋によく訪れるそうです。完璧に同じものがなくても、やはりキムチの味は恋しくなるそう。

ぜひ韓国に行った際には、日本のキムチとどう違うか、食べ比べしてみてください。

Written by:

Fujico

Fujico

東京都生まれ。2015年にフリーライターとして独立。北米での留学・就労経験もあり、英日の翻訳・通訳も行う。東京の島・伊豆諸島をこよなく愛し、月に1度はどこかの島にいます!

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