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【2023年最新】「関東のあじさい名所5選」見ごろ&必見スポット徹底ガイド

【2023年最新】「関東のあじさい名所5選」見ごろ&必見スポット徹底ガイド

更新日: 2023/05/11

梅雨に入る5月下旬から7月にかけて例年見頃を迎えるあじさい。東京都心から日帰りで楽しめるあじさいの名所の中から、鎌倉のお寺やあじさいまつりを開催する公園など、数千、数万というあじさいの花が咲き誇る関東有数の素敵なスポット5選をご紹介します。

色とりどりのカラフルなあじさいの花を見ながらの散歩は、日本の初夏ならではの楽しみ。しとしとと降る雨にあじさいの花が濡れる様子から情緒を感じ、梅雨の雨続きで憂鬱な毎日もきっと晴れやかな気分にしてくれるでしょう。

※花の開花時期等はその年によって変動します。
※状況により、イベント開催日時や内容等が変更される場合があります。
※メイン写真提供:PIXTA

目次
  1. 1.あじさいと海を同時に眺められる【鎌倉 長谷寺】
  2. 2.「明月院ブルー」と呼ばれ、訪れる人を魅了する青いあじさい【北鎌倉 明月院】
  3. 3.車窓から長期間楽しめる沿線に咲くカラフルなあじさい【箱根 あじさい電車】
  4. 4.五重塔と色とりどりのあじさいの共演!【松戸 長谷山本土寺】
  5. 5.100種類16,000株のあじさいが咲き乱れる【権現堂公園】

1.あじさいと海を同時に眺められる【鎌倉 長谷寺】

観音山の斜面いっぱいに咲くあじさい
観音山の斜面いっぱいに咲くあじさい

東京駅から約70分の江ノ島電鉄「長谷」駅から徒歩5分ほど、1年を通して様々な花が咲く「長谷寺」は「花の寺」と呼ばれており、境内の情景の美しさは四季折々で表情を変えます。例年、色・形・開花時期も異なる40種類以上、約2,500株のあじさいが5月下旬に見頃を迎えると、境内を埋め尽くすように咲き、参拝と同時にあじさいを楽しむことができます。

開花がピークになる3週間程度は、「あじさい散策路(眺望散策路)」を歩くために、拝観券のほかに「あじさい入場券」(500円)が必要です。

長谷寺で命名されたオリジナル品種のあじさいも4種見られます
長谷寺で命名されたオリジナル品種のあじさいも4種見られます

境内には鎌倉の海や街並みが一望できる見晴台があり、天気の良い日には伊豆大島まで見えることも。さらに散策路を上っていくと、由比ガ浜を一望できる絶景スポットに辿りつきます。その美しい情景は、訪れる方の心の癒しとなること間違いありません。

「あじさい+海+鎌倉の町並み」という開放的な景色が望めます
「あじさい+海+鎌倉の町並み」という開放的な景色が望めます

【例年の見頃】5月下旬~7月上旬

【拝観・あじさい入場券について】
■あじさい入場券頒布期間:5分咲き~見頃終了まで ※例年6月。アジサイの開花状況を踏まえて決定
■拝観時間:8:00~16:30(閉山17:00)、4~6月は~17:00(閉山17:30)
■拝観料:大人400円、小学生200円
■あじさい入場券:500円

※内容等が変更になる場合があります。最新情報は公式ホームページを確認ください。

2.「明月院ブルー」と呼ばれ、訪れる人を魅了する青いあじさい【北鎌倉 明月院】

目を見張るほど綺麗なあじさいが両側に咲く参道
目を見張るほど綺麗なあじさいが両側に咲く参道

東京駅からJR横須賀線で50分ほどの「北鎌倉」駅から徒歩約10分。「鎌倉のあじさい寺」として有名な「明月院」では5月下旬からあじさいが咲き始め、6月中旬~下旬に見頃のピークが訪れます。日本古来の品種「ヒメアジサイ」を中心とした2,500株のあじさいが境内を埋め尽くし、一面を青く染め、新緑とのコントラストで周囲はとても幻想的な雰囲気に包まれます。この青いあじさいは「明月院ブルー」と呼ばれ、毎年この明月院ブルーを見るためにたくさんの参拝客で賑わいます。

山に囲まれた明月院は、平日の朝早くに訪れるとゆっくりと散策が楽しめます
山に囲まれた明月院は、平日の朝早くに訪れるとゆっくりと散策が楽しめます

初夏の明月院は、あじさいと同時期に花菖蒲も見事に咲き誇ります。その時期に合わせて、通常非公開の「本堂後庭園(ほんどううしろていえん)」が公開されます。
本堂にある円窓「悟りの窓」からは、本堂後庭園の景色を丸い額に飾られた絵画のように観賞できます。この庭園を公開しているのは初夏の花菖蒲と秋の紅葉の季節のみなので、鎌倉随一の絶景をお見逃しなく。

また、散策途中の休憩には、茶店「月笑軒(げっしょうけん)」がおすすめ。庭を見ながら心落ち着かせて、おいしい抹茶やお菓子をいただけます。日々の疲れを癒し、心にゆとりを持って過ごすきっかけになりそうですね。

淡く優しい色合いが、明月院ブルーと呼ばれる所以
淡く優しい色合いが、明月院ブルーと呼ばれる所以

【例年の見頃】 6月中旬~下旬

【拝観について】
■拝観時間:9:00~16:00 ※6月のあじさい時期は変更あり
■拝観料:高校生以上500円、小中学生300円

【本堂後庭園 特別公開】2023年については未定
■公開期間:花菖蒲開花期 ※例年5月末~6月上旬に公開開始
■公開時間:10:00~15:00
■特別拝観料:500円
※内容等が変更になる場合があります。最新情報は公式ホームページを確認ください。

3.車窓から長期間楽しめる沿線に咲くカラフルなあじさい【箱根 あじさい電車】

車窓に触れそうなほど近くにあじさいが咲く
車窓に触れそうなほど近くにあじさいが咲く

新宿から約1時間半ほどで行ける人気観光地・箱根。その箱根を走る箱根登山電車の線路沿いに咲く約10,000株のあじさいは例年見事で、この時期の「箱根湯本」駅から「強羅」駅までの区間を約40分で走る電車は、「あじさい電車」の愛称で親しまれています。昼の箱根登山電車は1時間に4本運行しているので、観光スポットへの移動中に気軽にあじさい観賞を楽しめます。

乗車するとゆっくりと走る登山電車の車窓から、雨でも濡れずにあじさいを観賞できます。電車を降りてあじさいの間を通過するあじさい電車を見るのも良し、乗車して車窓からあじさいを楽しむのも良し、とダブルの楽しみ方ができます。

また、今年は、4年ぶりに座席指定列車「夜のあじさい号」を運行。沿線に咲くあじさいの夜間ライトアップも実施します。

赤い車体と青や紫のあじさいが新緑の中で綺麗に映えます 写真提供:PIXTA
赤い車体と青や紫のあじさいが新緑の中で綺麗に映えます 写真提供:PIXTA

沿線のあじさいは、6月中旬に開花し始めると、7月中旬まで約1か月間かけて、標高とともに見頃も上がっていきます。「箱根湯本」駅を出発した電車は、途中でスイッチバックを3か所で実施し、箱根の山をジグザグに上っていきます。スイッチバックをする「大平台」駅付辺もあじさいスポットなので、ここはシャッターチャンスです!また、下りルートも人気があり、見える景色の印象が上りとは異なるので、往復乗るのがおすすめです。

予約不要、全席自由席で乗車できます 写真提供:PIXTA
予約不要、全席自由席で乗車できます 写真提供:PIXTA

【例年の見頃】 6月中旬~7月上旬
ポイントごとの見頃
箱根湯本駅付近:6月中旬~下旬
・大平台駅付近:6月下旬~7月上旬
・宮ノ下駅付近:6月下旬~7月上旬
彫刻の森駅付近:6月下旬~7月中旬
・強羅駅付近:6月下旬~7月中旬
・ケーブルカー沿線:7月上旬~下旬

  • 箱根登山電車(箱根湯本駅)
    • 住所 〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本白石下707-1
    • 電話番号:0465-32-6823(あじさい電車問い合わせ:箱根登山鉄道 鉄道部/平日9:00~17:00)

4.五重塔と色とりどりのあじさいの共演!【松戸 長谷山本土寺】

五重塔と青と紫のあじさいの共演は本土寺ならでは
五重塔と青と紫のあじさいの共演は本土寺ならでは

上野からJR常磐線で約30分の「北小金」駅から徒歩約15分にある「長谷山本土寺(ちょうこくざんほんどじ)」は、別名「あじさい寺」「四季花の寺」として、1年を通して花を愛でる人たちが絶えまなく訪れます。セイヨウアジサイ、ガクアジサイ、カシワバアジサイなど10種類以上10,000株のあじさいは、6月に入ると咲き始め、下旬に向けて満開を迎えます。

その景観の素晴らしさは関東屈指のあじさいの名所となっていて、境内の五重塔をバックにあじさいが咲く姿からは、日本の風情を感じることができます。

また、6月上旬には花菖蒲5,000本が咲き、6月上旬~中旬のあじさいとのコラボレーションはとても見事です。ぜひ、花菖蒲とあじさいの両方の開花がベストになるタイミングを狙ってみてください。

雨の日は、あじさいも生き生きとして見えます
雨の日は、あじさいも生き生きとして見えます

例年、この時季には限定で、あじさいと花菖蒲の絵柄が綺麗な「花の寺見開き御朱印」を頒布しています。訪れたら、ぜひ手に入れてみてください。(※御朱印は書置きのみ対応)

菖蒲池の中央の遊歩道では花菖蒲に囲まれて記念撮影ができます
菖蒲池の中央の遊歩道では花菖蒲に囲まれて記念撮影ができます

【例年の見頃】 6月上旬~7月上旬

【春の有料参拝期間の拝観について】
■拝観時間:9:00~16:30(最終受付16:00)
■参拝料:大人(中学生以上)500円、小人無料
■問い合わせ:047-341-0405(花・紅葉のお問い合わせテレフォンサービス/6月、11月のみ)

  • 長谷山 本土寺
    • 住所 〒270-0002 千葉県松戸市平賀63
    • 最寄駅 JR常磐線「北小金」駅から徒歩約15分
    • 電話番号:047-346-2121(8:00~17:00)
      拝観時間:5:00~17:00(最終受付16:30) ※有料参拝期間は9:00~16:30(最終受付16:00)
      参拝料:無料 ※有料参拝期間は500円

5.100種類16,000株のあじさいが咲き乱れる【権現堂公園】

斜面一面が真っ白なあじさい「アナベル」で埋め尽くされる
斜面一面が真っ白なあじさい「アナベル」で埋め尽くされる

埼玉県であじさいを楽しむならば、幸手市(さってし)の「権現堂公園(ごんげんどうこうえん)」がイチ押しです。大きな公園なので、日頃から市民の憩いの場として賑わっています。ここは関東のあじさいの名所の中でも最大級の規模の100種類16,000株のあじさいが咲き、見ごたえは抜群!色とりどりに咲くあじさいを心ゆくまで堪能できます。

そして、毎年6月には権現堂公園4号公園(権現堂桜堤)で「幸手あじさいまつり」が開催されます。

思い出広場は散歩をしながら、沿道に咲くあじさいを楽しみます
思い出広場は散歩をしながら、沿道に咲くあじさいを楽しみます

園内では、駐車場前の「アナベル」や、思い出広場に咲く「ダンスパーティー」や「未来」、他にも「墨田の花火」「ブルースカイ」など、多種多様なあじさいを観賞することができます。ボランティアのみなさんの丁寧な手入れで、毎年見事な花を咲かせるあじさい。特にアナベルは、最盛期を迎えると3,000株が一斉に咲き、斜面を真っ白に染めます。

また、権現堂公園の敷地内にある「峠の茶屋」では、自家製パンや飲み物、お弁当、お土産品などを販売。ここでランチを購入して公園内でピクニックを楽しむのもおすすめです。

「ダンスパーティー」はピンクでかわいい花弁のあじさい
「ダンスパーティー」はピンクでかわいい花弁のあじさい

【例年の見頃】 6月上中~下旬

【第21回幸手あじさいまつり】 
■開催時期:2023年6月3日(土)~6月25日(日)
※開花状況により開催期間は変更になる場合あり
■開催場所:幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)
■入場料:無料
■問い合わせ:0480-44-0873 (権現堂公園事務局)
※状況により開催の中止や、内容等が変更になる場合があります。最新情報は公式ホームページを確認ください。

  • 権現堂公園
    • 住所 〒340-0103 埼玉県幸手市内国府間887-3
    • 最寄駅 東武鉄道東武日光線「幸手」駅東口から徒歩約30分、もしくは、タクシー1,000円程度
      東武鉄道東武日光線「幸手」駅から五霞町役場前行バスで約15分、バス停「権現堂」下車徒歩約8分
      <車>圏央道「幸手」ICから約5分
    • 電話 0480-44-0873

いかがでしたでしょうか。お寺や電車、公園など、東京都心から日帰りで行けるあじさいの名所の数々。雨が続く梅雨には、周囲を彩るカラフルなあじさいに心癒されに出かけてみませんか。

※あじさいの見頃は、天候・気候等の状況により変わる場合があります。
※イベント日程・内容等は変更になる場合があります。
※2021年の情報を2023年5月に更新しています。

Text by:クリンク

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