HOME 東京・東京周辺 千葉 成田 成田空港の免税店で賢くお買い物! 事前予約や到着時の購入方法など免税ショッピングQ&A
成田空港の免税店で賢くお買い物! 事前予約や到着時の購入方法など免税ショッピングQ&A

成田空港の免税店で賢くお買い物! 事前予約や到着時の購入方法など免税ショッピングQ&A

更新日: 2020/04/09

国際空港を利用する際の楽しみといえば、免税でのショッピングがあげられるでしょう。チェックインと出国手続きを済ませたら、飛行機の搭乗時刻までゆっくりと免税店でお買い物を楽しむことができます。

お酒やたばこ、化粧品、ブランド品などが消費税だけでなく輸入関税までも免除されるので活用しない手はありません。特に日本の玄関口として世界トップクラスの旅客数を誇る成田国際空港には、数多くの免税店が揃っています。

そこで今回は、「どこにどんなお店があるの?」「買ったものは全部持ち込みできるの?」など、成田空港で免税ショッピングをする際に気になることにお答えします。

成田空港で免税店がある場所はどこ?

cowardlion / Shutterstock.com
cowardlion / Shutterstock.com

免税品を購入できるのは、基本的に出国審査を受けた後の制限エリア内です。成田空港には第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナルと3つの旅客ターミナルがあり、それぞれに免税店があります。近年では、到着ロビーにも免税店がオープンしました。

ターミナル別で、どこにどんな免税店がある?

ターミナル別で、どこにどんな免税店がある?

多くの航空会社が乗り入れている成田空港免税店が充実しています。しかしターミナルによって利用できる店が異なるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

●第1ターミナル
バラエティ豊かなショップが並ぶ「narita nakamise」のある南ウイングをはじめとして、北ウイングや中央ビルとエリアが分かれているのが第1ターミナルの特徴です。

<中央ビル>
「FaSoLa STARS DUTY FREE」
「化粧品・香水」と「酒・たばこ」のエリアが分かれており、目的のものを見つけやすい空間になっている総合免税店。タッチアップメイクのできるコーナーやお酒の試飲カウンターもあります。
「Ploom SHOP」
JT(日本たばこ産業株式会社)が独自に開発した加熱式たばこ「プルーム」製品の専門店。プルーム・スターターキットのほか、専用たばこカプセルやスティック、関連アクセサリーを販売しています。
<南ウイング>
「ANA DUTY FREE SHOP」
日本の航空会社ANAが運営する免税店なので、マイルを貯めることができます。資生堂やカネボウ、シャネル、RMKなど人気ブランドが揃っています。
「Fa-So-La DUTY FREE Cosmetics & Perfumery」
成田空港内で最多の店舗数を誇る免税店「Fa-So-La」のなかで、最大規模の店舗。化粧品・香水専門の免税店で、40以上のブランドを取り扱っています。
「Fa-So-La DUTY FREE Liquor & Tobacco」
酒・たばこ専門の免税店で、日本国内で最大の規模となっています。品揃えが豊富で、試飲カウンターではお酒を試すことも可能。
「Fa-So-La DUTY FREE 南ウイング店」
化粧品・香水コーナーと酒・たばこコーナーがきっちりと分けられているのが特徴。男性と女性がそれぞれに買い物を楽しめる空間になっています。
<北ウイング>
「JAPAN DUTY FREE 北2売店」
化粧品から酒、たばこまでが揃っている免税店です。免税店限定のメイクアップパレットや香水ミニチュアセットなどもあります。
「JAPAN DUTY FREE 北1売店」
化粧品や香水、酒、たばこなどが揃う総合免税店。無添加化粧品のファンケル、スウォッチやセイコーの腕時計なども取り扱っています。
「MEVIUS コンセプトショップ」
たばこを専門に扱う免税店です。
<サテライト>
「ANA DUTY & TAX FREE SHOP」
第4サテライト42番ゲート近くにある免税店で、酒・たばこのほか電化製品や美容器具、お菓子などが揃っています。
「Fa-So-La DUTY FREE 第3サテライト店」
第3サテライト35番ゲート隣にある総合免税店。コンパクトながら、ここでしか手に入れられないブランドもあります。

●第2ターミナル
日本国内空港で最大の店舗面積となる免税ブランドモール「ナリタ5番街」があり、洗練された雰囲気のなかでショッピングを楽しめます。

<ナリタ5番街>
「JAPAN DUTY FREE(本館店)」
人気化粧品や香水ブランドのほか、日本土産も扱っている免税店。ただし店舗改装工事のため、2019年8月上旬まで一時的に閉店しています。
「JAL DUTYFREE 本館店」
JALグループの総合免税店。化粧品や香水、酒、たばこをはじめとしてJAL DUTYFREE限定商品や最新商品なども揃っています。
「Fa-So-La DUTY FREE Cosmetics & Perfumery 本館店」
化粧品と香水の免税店で、成田空港最大の店舗面積となっています。明るく上品な店内には、定番アイテムから新作までが並んでいます。
「Fa-So-La DUTY FREE Liquor & Tobacco 本館店」
日本国内の免税店で最大の酒・たばこ専門店です。酒、たばこ、シガーが豊富に揃っており、試飲カウンターで気軽に酒を試すことができます。
「Fa-So-La DUTY FREE Liquor & Tobacco アネックス店」
酒とたばこを扱う免税店で、落ち着いた雰囲気の店内に人気の銘柄をはじめとして幅広いラインナップが揃っています。
「Fa-So-La DUTY FREE Cosmetics & Perfumery ゲート店」
化粧品と香水の専門店。優雅で洗練された空間に、ラグジュアリーブランドからナチュラルコスメまで人気の品が並んでいます。
「Fa-So-La DUTY FREE Liquor & Tobacco ゲート店」
酒とたばこの専門店で、人気銘柄をはじめとして日本でしか手に入らないレアな商品も揃っています。
「MEVIUS コンセプトショップ」
リニューアルオープンした、たばこ専門ショップ。MADE IN JAPANの高品質なたばこを取り揃えています。
<サテライト>
「JAL DUTYFREE サテライト店」
JALグループの総合免税店で、ファッションアイテムが充実しています。化粧品や香水、酒、たばこのほかにも、一流ブランドのサングラスや時計、バッグ、アクセサリーが豊富。
「JAPAN DUTY FREE(サテライト店)」
資生堂やランコム、SK-Ⅱをはじめとした人気化粧品や香水ブランドが数多く揃っています。

●第3ターミナル
LCC専用として2015年にオープンした第3ターミナルにも免税店があります。

「Fa-So-La DUTY FREE Cosmetics & Perfumery」
洗練された空間にインターナショナルブランドから日本ブランド、オーガニックコスメブランドまでが揃えられたコスメ専門店です。
「Fa-So-La DUTY FREE Liquor & Tobacco」
人気のウイスキーやブランデーのほか、日本酒や焼酎など日本のお酒、国内外の銘柄のたばこが豊富に揃っている酒とたばこの専門店。試飲カウンターも設置されています。
「Fa-So-La DUTY FREE アネックス店」
海外の有名ブランドから日本ブランドまで選りすぐりのアイテムが並ぶ化粧品の専門店です。

日本出国時しか、免税店で買い物できない?

NORHAFIS MOHD AMIN / Shutterstock.com
NORHAFIS MOHD AMIN / Shutterstock.com

2017年以降、成田空港では日本到着時にも免税で買い物ができるようになりました。第1、第2、第3ターミナルそれぞれに「Fa-So-La」の免税店があります。

国際線で到着した人なら日本人、外国人問わずに利用可能。酒やたばこ、香水などが揃っているので立ち寄ってみましょう。ただし、到着時免税店で取り扱っているお酒は外国製品のみとなっています。

●第1ターミナル
入国審査を受けた後の税関検査場内にあります。
「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE 南ウイング」
「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE 北ウイング」

●第2ターミナル
到着後、検疫検査場に向かう途中にあります。
「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE NORTH」
「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE SOUTH」

●第3ターミナル
入国審査を受けた後の税関検査場内にあります。
「Fa-So-La ARRIVAL DUTY FREE」

利用ターミナル以外にある免税店でも買い物はできる?

Khun Ta / Shutterstock.com
Khun Ta / Shutterstock.com

残念ながら、利用するターミナル以外にある免税店に行くことはできません。また、店舗へ行かないと購入ができないので、たとえば第1ターミナルで国際線を利用する人は、第2ターミナルの免税店の商品を購入することは不可能です。

成田空港は、航空会社によってターミナルが異なります。大まかにアライアンスごとに分けられていると思っておくとよいでしょう。

ANAをはじめとしたスターアライアンス、デルタ航空などのスカイチームに加盟している航空会社は第1ターミナル、ワンワールドに加盟しているJALなどは第2ターミナル、そして第3ターミナルはLCCがメインとなっています。

出国審査後の制限区域と呼ばれるエリア内にもターミナル間の連絡バスがありますが、利用できるのは乗り継ぎ客のみです。

免税品は予約できるって本当?

免税品は予約できるって本当?

免税店では、ネット上で事前に希望の商品を予約できるサービスを行っています。成田空港から国際線に搭乗する人であれば、だれでも利用できるサービスです。

サイトによって異なりますが、一般的に出発の1か月から2日前までに予約が可能。予約すれば、希望の商品をショッピングバックにまとめて用意しておいてくれるので、出発当日は店舗で受け取るだけ。商品によって受け渡し場所が異なる場合があるので、予約の際にしっかりと確認しておきましょう。

また、利用するターミナル以外にある店舗では商品を受け取れないことにも注意してください。

街中にある「空港型免税店」って?購入した商品はどこで受け取るの?

Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com
Terence Toh Chin Eng / Shutterstock.com

三越銀座店の「Japan Duty Free GINZA」や東急プラザ銀座にある「ロッテ免税店」、タカシマヤ タイムズスクエアの「髙島屋免税店 SHILLA & ANA」は、空港型免税店空港型市中免税店)といわれています。街中にある店舗ですが、空港にある免税店と同様に税金の免除が認められています。

ただし、購入した商品はその場で受け取れません。成田空港で出国手続きを済ませた後に、指定された引き渡しカウンターで購入した本人が受け取るのが条件です。出発時間の1時間前までにカウンターに行かないと、購入した商品を受け取れない可能性がありるので注意しましょう。

出発時間を気にせずに商品を選びたい人は、こうした「空港型免税店」を利用してゆっくりと買い物を楽しむとよいでしょう。

免税店で大量に買い物をしても機内にすべて持ち込める?

免税店で大量に買い物をしても機内にすべて持ち込める?

機内に持ち込める手荷物の個数や重量、サイズは安全上の理由から制限されています。もちろん、出国手続きを通過した後に購入した免税品や受け取った免税品も対象です。制限量を超えてしまう場合には、受託手荷物として航空会社に預ける必要が。

その際にはチェックインカウンターに引き返して改めて手続きをしなければなりません。チェックインの締め切り時間に間に合わないと受託手荷物としても預けられなくなってしまうので気をつけましょう。

免税店で購入した液体類(化粧品や酒など)は機内に持ち込める?

免税店で購入した液体類(化粧品や酒など)は機内に持ち込める?

飛行機に搭乗する際には、保安上の理由から100ml(g)を超える液体の持ち込みが制限されています。しかし出国後に免税店で購入した液体物については、免税店で用意している「STEBs」という不正開封防止袋に封入したものに限り、100ml(g)を超えていても機内への持ち込みが可能。

ただし「STEBs」を運用していない国もあるので、トラブルを防ぐために渡航先の国や利用する航空会社に事前に確認してください。

※本記事は2019年7月公開時の情報です

Written by:

陽子

陽子

グランドホステス、webディレクターなどを経て2013年にライターとして独立。恋愛・家庭問題・日本文化などを中心に幅広く執筆中。空港や基地が癒しスポット。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
c`̃XgT
検索