成田空港~都内を運行しているバス会社は複数あります。東京空港交通が運行する「リムジンバス」はその代表格。オレンジ色の車体に、白い文字で「Friendly Airport Limousine」と書かれているのが特徴です。

ほかにも、東京駅行の「エアポートバス東京・成田（TYO-NRT）」「京成高速バス」、東京23区外をはじめ神奈川、茨城、宮城などへも運行する「成田空港交通」の高速バス、ウィラー・エクスプレス、京成バス、千葉交通が共同運行をしている大崎行きの「成田シャトル（当面の間運休）」などがあります。

ここでは、それぞれのバスの乗り方、行き先、予約方法などの概要をご紹介します。

種類がたくさんある高速バス。行き先が異なるので、目的地に合わせて、バスを選んでみてくださいね。

リムジンバスは、都内の18方面、主要ターミナル駅および主要ホテルに1日約1,300便運行しており、路線数は最大級。主なエリアとして新宿、池袋、東京駅、日比谷・銀座、渋谷、浅草、お台場をはじめとした都内に停留所を設置しています。

成田空港は3つのターミナルに別れており、バスは全てのターミナルを経由して目的地へ運行いたします。

高速バス乗り場は、第1ターミナル・第2ターミナル・第3ターミナルは共に1階にあります。
いずれのターミナルも、行先によってのりばが異なります。のりばの番号は乗車券に記載されています。

成田国際空港のバスチケットカウンターは、第1ターミナルは北ウイング・南ウイング共に1階到着ロビーを出た正面に１か所ずつ、第2ターミナルはAゾーン・Bゾーン共に1階到着ロビーを出た正面に１か所ずつ、第3ターミナルは1階一般エリアにチケットカウンターがあります。

リムジンバスに乗車を希望の方は、オレンジ色の看板を目指しましょう。リムジンバスの場合、どこのカウンターでも希望の行き先のチケットを購入できます。

リムジンバスの場合、クレジットカードによる事前決済を条件に公式ウェブサイトから予約ができます。予約サイトの言語は、英語が選択可能。事前に会員登録をしておくと便利です。

行き先やバス会社によりますが、日中であれば10～30分間隔で運行しています。成田空港到着後にチケットカウンターで高速バスの出発時刻を確認しましょう。

リムジンバスの場合、7時台から22時台の間で新宿エリア行きは1時間に4～6本、銀座エリア行きは1時間に1～2本の間隔で運行しています。

1,000円～3,000円台が一般的です。

リムジンバスは成田空港~都内（一部のエリアを除く）が大人片道3,200円（小人半額）。荷物はお一人様2個まで預けられるほか、車内無料WiFi設備の他、トイレ、USB電源コンセント、路線によってはリフト付き車輛を導入し、バリアフリーに対応をしています。

“LCC高速バス”といわれるエアポートバス東京・成田（TYO-NRT）は大人片道1,300円（※深夜早朝便を除く）と最安値ですが、荷物室でお預かりできる荷物はスーツケース1人1つまで、また楽器やスキー用品等お預かりできない品目があります。運賃・サービスを含め、自分の旅行スタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

リムジンバスには、外国人のお客様向けに割引チケットが用意されています。
特におすすめしたいチケットは、成田空港~都内の路線で利用できる「RETURN VOUCHER」と「MULTI VOUCHER」です。

「RETURN VOUCHER」は片道券2枚つづりで4,500円。1人で往復利用はもちろん、2人で片道利用をしてもOKです。

「MULTI VOUCHER」は片道券4枚つづりで8,000円。2人で往復利用をしたり、4人で片道利用も可能です。通常料金は大人片道3,200円ですので、どちらのチケットも大変お得です。

リムジンバスで都内に移動したあと都内観光をするのであれば「Limousine & Subway pass」がお得です。リムジンバスの乗車券と東京メトロ・都営地下鉄が乗り放題の乗車券がセットになっており、旅行スタイルにあわせて3種類から選べます。

成田国際空港から都内へ行く高速バスは、種類が豊富で簡単にチケットが買えるものばかり。特にリムジンバスは、都心の停留所と運行便数が多いので、ストレスフリーに移動をしたい人にとってぴったり。

日本での旅行を快適に楽しむために、高速バスをかしこく利用してみましょう！

※本記事は2019年7月公開時の情報を更新しています