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【2023年】山形県の紅葉スポット&見頃10選!蔵王や銀山温泉、最上峡も

【2023年】山形県の紅葉スポット&見頃10選!蔵王や銀山温泉、最上峡も

更新日: 2023/08/11

山形県は「山の向こうのもうひとつの日本」とも称されるほど、独特な文化や食、自然が人気の観光スポット。例年10月中旬~11月下旬になれば、特に雄大な山々が色鮮やかな秋色に染まり、県内各地の紅葉スポットには多くの人で賑わいます。周辺の渓谷温泉、山道からの景色はもちろん、歴史ある神社や公園の紅葉も必見!ということで今回は、見どころ満載な山形県の紅葉名所とその見頃を10スポットご紹介します。

目次
  1. 1.空から眺める秋色のグラデーション【蔵王ロープウェイ】
  2. 2.秋空と紅葉のドライブ【蔵王エコーライン】
  3. 3.レトロな温泉街と紅葉のコラボ【銀山温泉】
  4. 4.お堂と紅葉の見事な調和【立石寺(山寺)】
  5. 5.トンネルを抜けた先の絶景【月山花笠ライン】
  6. 6.船下りで紅葉を間近に感じる【最上峡】
  7. 7.赤く染め上げられた日本庭園【もみじ公園】
  8. 8.黄金色の並木道と絨毯【山形県総合運動公園のイチョウ並木】
  9. 9.高さ約30mの大迫力【熊野大社の大イチョウ】
  10. 10.吊り橋から眺める渓谷の紅葉【梵字川渓谷】

1.空から眺める秋色のグラデーション【蔵王ロープウェイ】

写真提供:蔵王ロープウェイ
写真提供:蔵王ロープウェイ

山形県の中部東に位置する山形市にあり、四季折々の自然を空から楽しめる蔵王ロープウェイ。特に10月中旬ごろの紅葉シーズンには、密生したカエデ、ナラなどの落葉樹が見頃を迎えます。黄色に橙、赤に煉瓦色と美しいグラデーションを描き、360°の大パノラマの紅葉が迎えてくれます。ロープウェイの駅は2つあり、様々な植物が群生している「いろは沼」や自然植物園などがあるので、空中散歩を楽しんだあとは山歩きに興じるのもおすすめです。

  • 蔵王ロープウェイ
    • 住所 〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉229-3
    • ロープウェイ営業時間:8:30~17:00(変更の場合あり)
      ロープウェイ乗車料金(往復):[地蔵山頂駅]大人(中学生以上) 3,500円、子供(小学生)1,800円 [樹氷高原駅] 大人(中学生以上) 1,800円、子供(小学生)900円 ※全て税込
      定休日:無休(天候状況により運転を休止する場合あり)
      電話:023-694-9518
      アクセス:JR山形駅から山交バスで「蔵王温泉バスターミナル」下車、徒歩約10分。車は東北自動道「山形上山IC」を降りて約20分。

2.秋空と紅葉のドライブ【蔵王エコーライン】

写真提供:蔵王町
写真提供:蔵王町

宮城県山形県をつなぎ、蔵王連峰を横断する「蔵王エコーライン」は観光客に人気のドライブコース。全長約26kmの山岳道路には樹木が覆い茂り、10月中旬ごろにはブナやシラカバの鮮やかな紅葉が見頃を迎えます。

天気の良い日には、澄んだ秋空と心地よい風、そして目の前に広がる紅葉を一度に味わえる蔵王エコーライン。バスも運行しているため、のんびりと車窓からの紅葉を眺めるのも楽しそうですね。ただし、例年11月初旬から4月下旬までは積雪のため道路が封鎖されるので注意が必要です。

  • 蔵王エコーライン
    • 住所 〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林地内
    • 通行料金:無料(例年11月初旬から4月下旬までは通行止め)
      電話:0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
      アクセス:JR山形駅から山交バスで「蔵王刈田山頂」行きに乗車(区間に蔵王エコーラインを含む)。車の場合はJR山形駅から約60分。

3.レトロな温泉街と紅葉のコラボ【銀山温泉】

Tanya Jones / Shutterstock.com
Tanya Jones / Shutterstock.com

県内屈指の名湯として知られる銀山(ぎんざん)温泉は築100年ほどの木造旅館が建ち並ぶ、情緒あふれる人気の温泉街。10月下旬から11月上旬ごろには周囲の山々が秋色に染まり、鮮やかな紅葉とレトロな温泉街がノスタルジックな空間を生み出します。温泉街の奥には公園があり、散策路を歩くと見られる落差22mの「白銀の滝」も見所のひとつ。壮大な滝や渓流のせせらぎに癒されながら、見頃を迎えた紅葉狩りを楽しみましょう。

4.お堂と紅葉の見事な調和【立石寺(山寺)】

4.お堂と紅葉の見事な調和【立石寺(山寺)】

貞観2(860)年に慈覚大師が開山したと伝えられる宝珠山 立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)。地元では「山寺」とも呼ばれ、山の中にお堂が点在している歴史ある寺院です。1015段にもおよぶ石段をのぼると、周囲を一望できる見晴らしの良い絶景が待っています。

10月下旬から11月上旬ごろに見頃を迎える紅葉は、麓からの景色はもちろん、歴史ある建造物と鮮やかな紅葉との調和は見事の一言。特に断崖絶壁に立つ赤い小さな納経堂は圧倒的な存在感があり、絶好のフォトスポットです。境内が光に包まれる夜のライトアップイベントもおすすめ。

5.トンネルを抜けた先の絶景【月山花笠ライン】

写真提供:一般社団法人 月山朝日観光協会
写真提供:一般社団法人 月山朝日観光協会

「日本の道100選」にも選ばれている月山花笠(がっさんはながさ)ラインは、山形県の中央にそびえる出羽三山(でわさんざん)をつなぐ全長約30.9kmの国道。月山に生い茂るナナカマド、カエデなどの木々は10月中旬ごろになると紅葉の見頃を迎え、色鮮やかなドライブコースに変わります。トンネルを抜けた先に広がる紅葉は絶景ですが、見とれすぎて運転を忘れないように注意してください。

  • 月山花笠ライン
    • 住所 〒990-0733 山形県西村山郡西川町大字月山沢
    • 通行料金:無料
      電話:0237-74-4119(月山朝日観光協会)
      アクセス:山形自動車「道月山I.C」を降りて国道112号線すぐ

6.船下りで紅葉を間近に感じる【最上峡】

6.船下りで紅葉を間近に感じる【最上峡】

「母なる川」とも呼ばれ、1つの県のみを流れる川としては日本一の長さを誇る大河・最上川。その中でも随一の景観である最上峡は、10月下旬ごろになると山々が錦に染まり、見事な紅葉を楽しむことができます。

川沿いの国道をドライブしながら眺めることもできますが、おすすめはダイナミックな景観を間近で感じられる舟下り。特に落差120mあり、「日本の滝百選」にも数えられる「白糸の滝」と紅葉のコラボは必見です。また、船頭さんが自慢の美声で歌う「最上川舟唄」は、英語や中国語でも披露してくれるのでぜひリクエストしてみましょう。

  • 最上峡(最上川芭蕉ライン)
    • 住所 〒999-6401 山形県最上郡戸沢村大字古口86-1
    • 乗船料金:[芭蕉ライン]大人(中学生以上)片道2,800円、子供(小学生) 片道1,400円、未就学児無料
      ※全て税込
      電話:0233-72-2001(最上峡芭蕉ライン観光株式会社)
      アクセス:JR山形駅から奥羽本線で新庄駅下車、陸羽西線に乗り換えて古口駅下車、舟のり場までシャトルバスで約2分。車の場合は山形自動車道「山形北I.C」から約90分。

7.赤く染め上げられた日本庭園【もみじ公園】

写真提供:山形市公園緑地課
写真提供:山形市公園緑地課

山形市の中心部にある「もみじ公園」は、その名の通り紅葉の名所で、かつて宝幢寺(ほうどうじ)という寺院庭園が開かれたものと伝えられています。公園内には心の文字をかたどったという「心字池」を巡る日本庭園があり、11月上旬ごろには赤く染め上げられたモミジが庭園を演出。園内には茶室も併設されていて、日本の情緒あふれる空間を存分に楽しむことができます。山形駅からアクセスが良く、時間があまりなくても立ち寄れる気軽さも魅力です。

  • もみじ公園
    • 住所 〒990-0034山形県山形市東原町2-16-7
    • 入園:無料
      電話:023-641-1212(山形市公園緑地課)
      アクセス:JR山形駅より徒歩約25分。バスの場合は、JR山形駅よりベニちゃんバス「東くるりん」五小前下
      車、徒歩約3分。

8.黄金色の並木道と絨毯【山形県総合運動公園のイチョウ並木】

写真提供:モンテディオ山形
写真提供:モンテディオ山形
写真提供:モンテディオ山形
写真提供:モンテディオ山形

県民のスポーツ活動やレクリエーション活動の場として賑わう山形県総合運動公園。敷地内には約250m続くイチョウ並木があり、10月下旬ごろには黄金色に輝くイチョウのトンネルが見頃を迎えます。

朝や夕方の穏やかな姿も魅力的ですが、夜になるとLED照明がイチョウを照らし、並木道が幻想的な雰囲気に。11月上旬ごろになれば落ち葉による黄金色の絨毯を楽しむことができるなど、訪れる時期や時間帯によって色々な表情を見せてくれる人気スポットです。

  • 山形県総合運動公園
    • 住所 〒994-0000 山形県天童市山王1-1
    • 電話 023-655-5900
    • 入場料:無料
      アクセス:JR山形駅より奥羽本線で天童南駅下車、徒歩約20分。車の場合は山形自動車道「山形北I.C」を降りて約10分
      ライトアップ期間:毎年10月下旬ごろ〜11月上旬
      ライトアップ時間:日没〜22:00

9.高さ約30mの大迫力【熊野大社の大イチョウ】

写真提供:熊野大社
写真提供:熊野大社
写真提供:熊野大社
写真提供:熊野大社

約1200年の歴史を誇り、「東北の伊勢」とも称される熊野大社。拝殿の門前に構える巨大なイチョウの木は、高さ約30m、根回り約7.7mというスケールの大きさで、寛治5(1091)年に源義家の命により植えられたという言い伝えがあります。山形県の天然記念物にも指定されていている樹齢900年以上の巨木は、例年11月中旬ごろに紅葉の見頃を迎えますので、黄金色の美しさと圧倒的な存在感をぜひ現地で体験してみてください。

10.吊り橋から眺める渓谷の紅葉【梵字川渓谷】

写真提供:あさひむら観光協会
写真提供:あさひむら観光協会

全長37.5kmからなる清流・梵字川(ぼんじがわ)に、豊かな自然が折り重なって生まれた梵字川渓谷。訪れる季節によって異なる色を見せてくれる渓谷美は、10月下旬ごろになると木々が色鮮やかに染め上げられ、息をのむほどの紅葉を見せてくれます。

周囲にはたくさんのフォトスポットがありますが、おすすめは梵字川渓谷を直下から見下ろすことができる「なびら雪吊り橋」からの景色。紅葉と清流のコントラスト、そしてダイナミックな景観をカメラにおさめましょう。

  • 梵字川渓谷(月山あさひ博物村)
    • 住所 〒997-0403 山形県鶴岡市越中山名平3-1
    • 電話:0235-53-3411(月山あさひ博物村)
      アクセス:JR鶴岡駅より庄内交通バスで「月山あさひ博物村」下車。車の場合は山形自動車道「月山I.C」を降りて約25分。

自然豊かな山形県ならではの紅葉スポット、いかがでしたか? 見頃を逃さないためにも、今年の情報は市町村や観光協会のホームページをチェックしてからお出かけしましょう。また、昼夜の寒暖差が激しい地域でもあるため、防寒対策はしっかりと。

Text by:下田 翼

※本記事は2020年8月時点の情報を2023年8月に更新しています。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。

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