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【2023-2024】新潟・妙高高原のスキー場ガイド!妙高高原4つのスキー場とその魅力を紹介

【2023-2024】新潟・妙高高原のスキー場ガイド!妙高高原4つのスキー場とその魅力を紹介

更新日: 2023/11/02

世界有数の豪雪国であり、ふわふわのパウダースノーが降り積もる日本。シーズンになれば全国のスキー場には外国人観光客が多く訪れ、ウィンタースポーツを心ゆくままに楽しんでいます。今回は、スキー・スノーボードをするなら一度は訪れたい新潟県の妙高高原の4つのスキー場をご紹介します。

目次
  1. 新潟県・妙高高原のエリアの特徴
  2. 妙高高原エリアの雪質
  3. 妙高高原エリアのスキーのベストシーズン
  4. 妙高高原のスキーリゾートの特徴
  5. 妙高高原でおすすめのスキー場4選
  6. 1.【杉ノ原スキー場】ワイドでロングなゲレンデは初心者も安心!
  7. 2.【池の平温泉アルペンブリックスキー場】2つのゲレンデでビギナーもベテランも楽しめる!
  8. 3.【赤倉温泉スキー場】天然雪100%の全17コース!
  9. 4.【赤倉観光リゾートスキー場】こちらもおすすめ!

新潟県・妙高高原のエリアの特徴

冬季の妙高山
冬季の妙高山

妙高高原は新潟県上越地方にあり、日本百名山・妙高山のすそ野に広がる地域です。しなの鉄道「妙高高原」駅まではJR東京駅から新幹線と私鉄で約2時間半、車では約4時間の道のり。自然が豊かで、季節によって全く違う表情を見せてくれるため、夏は避暑地として、冬はたっぷりふかふかの積雪でウィンタースポーツを存分に楽しめます。

妙高高原エリアの雪質

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

妙高高原には良質な雪が積もることで定評があります。その理由はシベリアから日本海へやってくる季節風が雪雲を発生させ、その雲が妙高山など標高2,000m以上の山々に冷やされて生まれた雪質に関係があります。厳しい自然条件が重なり、膨大な積雪とふわふわのパウダースノーが降るのです。

妙高高原エリアのスキーのベストシーズン

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

妙高高原のスキーシーズンは12月中旬から3月下旬頃。スキー場によっては5月中旬までオープンしている施設もあります。

妙高高原のスキーリゾートの特徴

源泉掛け流しの温泉
源泉掛け流しの温泉

妙高高原は、豊富な積雪とアクセスの良さから、世界中からスキーヤーが訪れるスキーの聖地になっています。そして温泉などのレジャー施設も堪能できるという特徴があります。

特に周辺には良質な温泉がたくさんあります。妙高山の麓から引湯した温泉はなめらかで肌ざわりがよく、源泉掛け流しの温泉が楽しめる旅館も数多く存在します。スキーを満喫した後は極上の温泉に癒される、そんな贅沢な旅を実現できるのが妙高高原です。

妙高高原でおすすめのスキー場4選

そんな魅力的な妙高高原のスキー場の中から、おすすめの4つをご紹介します。

1.【杉ノ原スキー場】ワイドでロングなゲレンデは初心者も安心!

初心者向きの幅広で斜面も緩い「パノラマゲレンデ」(写真提供:杉ノ原スキー場)
初心者向きの幅広で斜面も緩い「パノラマゲレンデ」(写真提供:杉ノ原スキー場)

最初にご紹介するのは、上信越道「妙高高原IC」から車で約10分とアクセスが抜群な杉ノ原スキー場。最大の特徴は最長滑走距離約8.5kmの広くて長いゲレンデで、他のスキーヤーにぶつかる心配も少なく、初心者でも安心してスキーを満喫できます。また、全16コースあるゲレンデのうち、約80%が初級・中級コースということもあり、子どもから大人まで安全に楽しめるスキー場です。

雪質や眺望が良い「しゃくなげコース」(写真提供:杉ノ原スキー場)
雪質や眺望が良い「しゃくなげコース」(写真提供:杉ノ原スキー場)

各コースは傾斜や幅の広さだけではなく、雪質や展望も変わってくるのが特徴。白樺林が美しい「白樺コース」、名物のシナの木がある「ダウンヒルコース」など、コースごとに見所が異なるのも魅力の一つです。地獄谷とも呼ばれる最大斜度38°の「スーパージャイアントコース」など、難易度の高いコースもしっかり用意されているので上級者も退屈させません。

  • 営業期間:2023年12月23日(土)~2024年3月24日(日)
  • 営業時間:8:30~16:00

リフト

リフトと美しい山々(写真提供:杉ノ原スキー場)
リフトと美しい山々(写真提供:杉ノ原スキー場)

リフトはエリア内に5カ所あり、乗りながら絶景を眺めるのも楽しみ方の一つ。特に第3高速リフトの山頂から望む山々は、天候が良く、空気の澄んだ日には富士山まで望むことができます。また、小学生までの子どもは全日リフト・ゴンドラが無料というのも嬉しいポイントですね。

リフト券:4時間券、1日券、2日券、ゴンドラ1回券ほか

スクール

子どもにスノーボードを教えるインストラクター(写真提供:杉ノ原スキー場)
子どもにスノーボードを教えるインストラクター(写真提供:杉ノ原スキー場)

杉ノ原スキー場はスクール(※日本語のみのレッスン)にも力を入れていて、技術や志向に合わせた丁寧な指導に定評あり。全日本スキー連盟公認の実績あるインストラクターたちが、ゲレンデデビューからスキルアップまでサポートしてくれます。

レンタル

スキー・スノーボードセットからウエアまで一式あるため、手ぶらでウィンタースポーツを楽しめますよ。

周辺の宿泊施設

周辺旅館「香風館」の温泉(写真提供:妙高・山里の湯宿 香風館)
周辺旅館「香風館」の温泉(写真提供:妙高・山里の湯宿 香風館)

宿泊は杉ノ原スキー場周辺の旅館・ペンション・プチホテル民宿などがおすすめ。リフト・ゴンドラ1日券がセットになったプランはもちろん、お宿によっては1泊2食に共通1日券をお得なセットにした「スキープラン」もあります。旅館には温泉もついているため、源泉掛け流しの湯でスキーの疲れを癒しましょう。

2.【池の平温泉アルペンブリックスキー場】2つのゲレンデでビギナーもベテランも楽しめる!

上空から見た池の平温泉スキー場(写真提供:池の平温泉スキー場)
上空から見た池の平温泉スキー場(写真提供:池の平温泉スキー場)

続いてご紹介するのは池の平温泉スキー場。上信越道「妙高高原IC」から車で約5分、えちごトキめき鉄道「妙高高原」駅からタクシー・バスで約15分と、車以外のアクセスも良いのがポイント。シーズン中は妙高高原駅から無料シャトルバスも出ています。

400m幅で3kmも続く「カヤバゲレンデ」(写真提供:池の平温泉スキー場)
400m幅で3kmも続く「カヤバゲレンデ」(写真提供:池の平温泉スキー場)
美しいブナ林を滑走する「アルペンブリックゲレンデ」(写真提供:池の平温泉スキー場)
美しいブナ林を滑走する「アルペンブリックゲレンデ」(写真提供:池の平温泉スキー場)

池の平温泉スキー場最大の特徴は、なんと言っても全国トップレベルの超ワイドな一枚バーン「カヤバゲレンデ」。妙高山の大きな山裾の特徴を最大限に活かしたワイドな斜面は、快適で安全なスキーを楽しめます。林間コースである「アルペンブリックゲレンデ」はスピード感に溢れ、中・上級者のレベルアップにも最適です。

  • 営業期間:2023年12月16日(土)〜2024年3月下旬
  • 営業時間:例年8:30~16:30
    ※積雪状況による

リフト

スキー場ベースからカヤバゲレンデまでを結ぶ「しらかばカプセルペア」(写真提供:池の平温泉スキー場)
スキー場ベースからカヤバゲレンデまでを結ぶ「しらかばカプセルペア」(写真提供:池の平温泉スキー場)

広大な敷地内にリフトは6つあり、それぞれの目的地までストレスなく楽々移動できます。特に「しらかばカプセルペア」は1,750mとかなりの長さがあり、ワイドなカヤバゲレンデを空中散歩するのも楽しいです。リフト券は家族連れならお得なファミリーチケットを利用することで、通常料金より格安で利用できるのも◎。

リフト券:リフト1日券、リフト2日券、午前券、午後券、1回券

スクール

団体でのグループレッスンの様子(写真提供:池の平温泉スキー場)
団体でのグループレッスンの様子(写真提供:池の平温泉スキー場)

スキー場には全日本スキー連盟公認の「妙高スノーアカデミー」があり、初めてスキーを履く初心者でも基本から学べる環境が整っています。マンツーマンや団体でのグループレッスンなど、人数や目的に応じて柔軟に対応してもらえるのも嬉しいですね。
※日本語のみのレッスン

レンタル

スキー・スノーボードの板やブーツ・ウエアは最新モデルのものをレンタルできます。機能面だけでなくデザインにも優れたものもきっと見つかります。

周辺の宿泊施設

計78室ある「ホテルアルペンブリック」(写真提供:妙高高原アルペンブリックリゾート)
計78室ある「ホテルアルペンブリック」(写真提供:妙高高原アルペンブリックリゾート)

宿泊は池の平温泉スキー場の系列ホテルであり、ゲレンデに一番近いリゾートホテルホテルアルペンブリック」がおすすめ。人気の露天風呂は、黒い湯の花が特徴の黒泥源泉を引き込んだ源泉掛け流し温泉。旅とスキーの疲れを癒すには最適です。

露天風呂は高原の美しい景色を眺めながら入浴できる(写真提供:妙高高原アルペンブリックリゾート)
露天風呂は高原の美しい景色を眺めながら入浴できる(写真提供:妙高高原アルペンブリックリゾート)

ほかにも、近隣には多くのペンションがあり温泉付きのものもあるので自分にぴったりの宿泊施設を選んでくださいね。

カヤバゲレンデからの眺め。晴れた日に見える信越連山と野尻湖の眺望は絶景(写真提供:池の平温泉スキー場)
カヤバゲレンデからの眺め。晴れた日に見える信越連山と野尻湖の眺望は絶景(写真提供:池の平温泉スキー場)
  • 池の平温泉アルペンブリックスキー場
    • 住所 〒949-2112 新潟県妙高市池の平温泉2457-1
    • 電話 0255-86-2370

3.【赤倉温泉スキー場】天然雪100%の全17コース!

赤倉温泉スキー場の全景(写真提供:赤倉温泉スキー場)
赤倉温泉スキー場の全景(写真提供:赤倉温泉スキー場)

妙高高原の赤倉にある赤倉温泉スキー場。上信越道「妙高高原IC」から車で約8分の好アクセスと、整った除雪体制で道中の運転も安心です。また、駐車場からゲレンデまでは無料シャトルバスが出ているため、余計な疲れを感じることもありません。

「くまどーゲレンデ」にある「パノラマコース」(写真提供:赤倉温泉スキー場)
「くまどーゲレンデ」にある「パノラマコース」(写真提供:赤倉温泉スキー場)
「ヨーデルゲレンデ」にある「アルペンコース」(写真提供:赤倉温泉スキー場)
「ヨーデルゲレンデ」にある「アルペンコース」(写真提供:赤倉温泉スキー場)

赤倉温泉スキー場は急斜面からワイドな緩斜面まで揃った、妙高山に広がるダイナミックなゲレンデが特徴で、リフトは14基、コースは17本あります。すべてのゲレンデは100%天然雪で、良質な雪質と積雪量は海外スキーヤーにも大好評。ワイドなロングコースは初心者に、急斜面なコースでは上級者がモーグルにチャレンジするなど、ラインナップ豊富なコースならではの楽しみ方があります。

ナイターのパノラマコース(写真提供:赤倉温泉スキー場)
ナイターのパノラマコース(写真提供:赤倉温泉スキー場)

2023年12月16日~2024年4月7日の平日は21時まで、金・土曜は22時までナイター営業があるのも赤倉温泉スキー場の魅力。ライトアップされたゲレンデは昼間とは異なる幻想的な雰囲気があり、カップルや家族連れにも人気。また、期間中毎週土曜と祝前日はナイター前に圧雪を実施するため、朝と同じ綺麗なバーンを楽しめるのも◎。

  • 営業期間:
    通常 2023年12月16日(土)~2024年4月7日(日)
    ナイター 2023年12月23日(土)~2024年3月17日(日)
  • 営業時間:
    通常 8:30~16:30(くまどー第一クワッドは~17:00)
    ナイター 17:00~21:00(金・土曜は~22:00)

リフト

ゲレンデへ向かうリフト(写真提供:赤倉温泉スキー場)
ゲレンデへ向かうリフト(写真提供:赤倉温泉スキー場)

リフトは3つのエリアに分かれて合計14基が運行。広大なゲレンデですが、リフトが充実しているため自分の滑りたいコースに迷うことなく向かうことができます。晴れた日は雪景色を眺めるのも楽しいですね。

リフト券:1daypassport、5時間券、1日券、ナイター券など

スクール

スクールレッスンの様子(写真提供:赤倉温泉スキー場)
スクールレッスンの様子(写真提供:赤倉温泉スキー場)

スクールはインターナショナルスクールを含めて3校あり、目的やレベルに合わせて選択が可能。それぞれ日本スノーボード協会、日本プロスキー教師協会など実績あるスクールで、ビギナーからレーストレーニングまで、多種多様なプランで指導しています。

レンタル

スキーセットやウエアのレンタルは日帰りから4日以上連続レンタルまで対応。数日滞在してスキーを楽しめるお得なセットもありますよ。

周辺の宿泊施設

赤倉ホテルの露天風呂(写真提供:赤倉ホテル)
赤倉ホテルの露天風呂(写真提供:赤倉ホテル)

赤倉温泉スキー場の麓には、歴史ある温泉宿や飲食店がたくさんあります。極上の温泉に癒された後は温泉街に出かけ、食事やお酒を楽しむのも旅の醍醐味。旅館ホテル、ロッジやペンションなどお気に入りの宿を見つけて宿泊し、アフタースキーを楽しみましょう。

4.【赤倉観光リゾートスキー場】こちらもおすすめ!

写真提供:赤倉観光リゾートスキー場
写真提供:赤倉観光リゾートスキー場

赤倉観光リゾートスキー場、通称「AKAKAN(アカカン)」は、海外からも注目されている人気スキーリゾートのひとつです。妙高高原ICを降りてわずか約8分で到着するというアクセスの良さも魅力。

全部で11あるコースは、完全整備されたフラットなレギュラーコースに加えて非圧雪コースも充実しており、ビギナーから上級者まで大満足できます。

写真提供:赤倉観光リゾートスキー場
写真提供:赤倉観光リゾートスキー場

リフトも7つあり、すべて高速! 半日券から3日券のほか、ファミリーパック券なども取り揃えているので、目的にあわせて選択してくださいね。そのほか、レンタルやスクールなどのサービスも充実。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

  • 営業時間:8:30~16:00
  • 営業期間:2023年12月16日~2024年3月31日
  • 赤倉観光リゾートスキー場
    • 住所 〒949-2102 新潟県妙高市田切216
    • 電話 0255-87-2503
    • リフト券:AM券、PM券、1日券、2日券、3日券ほか
      公式ページ:http://www.akr-ski.com/

ふわふわパウダースノーと圧倒的な積雪量、そしてアクセスも良好で気軽に本格スキーを楽しめる妙高高原。今シーズンはウィンタースポーツを満喫しに、日本へ出かけてみてはいかがでしょうか?

Text by:下田 翼

※本記事の情報は2020年10月時点のものを2023年9月に更新しています。

※記事掲載時の情報です。
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※特記以外すべて税込み価格です。

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