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なんて最高なの!外国人が東北地方に魅了された4つの理由

なんて最高なの!外国人が東北地方に魅了された4つの理由

更新日: 2024/01/18

近年、海外から日本の東北地方の人気は高まりを見せています。なぜこんなにも東北地方が海外から注目されているのでしょうか。実際に東北地方へ2回訪れたというロサンゼルス在住の男性ランナー・Carlosさん(仮名)に、その魅力についてお話を伺いました。

東北には豊かな自然やお祭りなど見所がたくさん

Piti Sirisriro / Shutterstock.com
Piti Sirisriro / Shutterstock.com

青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島の6県で構成される東北地方。海と山に囲まれており、四季の変化を感じられる豊かな自然に溢れています。仙台空港をはじめ地方空港の一部では国際線が発着しているほか、都心部からも新幹線で行くことができアクセスは良好。

東北三大祭りである「青森ねぶた祭(青森)」「秋田竿燈まつり(秋田)」「仙台七夕まつり(仙台)」など、大勢の観光客が集まるイベントも数多く見られます。神社仏閣や城址、資料館など日本の歴史に触れられるスポットが点在。また、東北特有のご当地グルメも観光客を惹きつけます。

魅力1:季節が変われば全く異なる景色に変わる

魅力1:季節が変われば全く異なる景色に変わる

Carlosさんは、これまで2回にわたり東北(宮城・岩手・福島の3県)を訪れたとのこと。最初は夏に、そして2回目は冬を選んだそうです。なぜ異なる時期を選んだのか聞くと、「自然が豊かで、雪が降ったらどう見えるのか知りたかった」のだとか。

実際に見た景色の違いについてCarlosさんは、「夏は山や森、さらに街中までが緑にあふれ、木陰に入れば暑さを忘れてしまうほどの爽やかさ。私はランナーなので、森を見かければ冒険心が沸いて走りたくなってしまいました。しかし冬になると雪で辺りが白く染まり、雪面は太陽の光を受けてキラキラ美しく輝きます。走るというより、静かな山や森の中で瞑想でもしたくなるような環境です。どちらも甲乙つけがたく、いつまでも身を置き、そして眺めていたくなる景色でした。」と話してくれました。

これほど四季によってその姿を変えて見せる地域は、日本国内でも少ないかもしれません。Carlosさんは「次は紅葉を見てみたい。前にパンフレットで、宮城県の鳴子峡という場所の写真を見たんだ。温泉もあるみたいだしね。」と、教えてくれました。

魅力2:日帰りでも十分に温泉巡りが楽しめる

魅力2:日帰りでも十分に温泉巡りが楽しめる

海外でも日本の温泉と言えば、別府や草津熱海などが有名とのこと。そのため初めて東北を訪れた際、Carlosさんは温泉について特に期待はしていなかったそうです。しかしその際、良い意味で驚かされたといいます。

「最初に宮城県へ訪れたとき、仙台から近いからとホテルの方に秋保温泉を勧められました。日帰りで入れる温泉が多く、自然に囲まれて気持ちよかったですね。しかも、そこで他の観光客から、車で30分も行けば作並温泉があると言われて。これまた山の中にある温泉で最高だったんです。」というCarlosさん。

「後から遠刈田温泉という場所もあったと聞いて、ちょっと悔しかったよ。あんなに狭い範囲でいくつも温泉があるなんて最高だね。」と、笑顔で話してくれました。

魅力3:東北独自の美味しいグルメが盛りだくさん

魅力3:東北独自の美味しいグルメが盛りだくさん

観光と言えば、やはりその土地の美味しいものを食べたいという方は多いはず。Carlosさんも、やはり食事は楽しみの一つだったようです。

宮城県の牛タンにずんだ、あとは松島で食べた海鮮も美味しかったね。岩手のじゃじゃ麺というのは少し苦手だったけど、冷麺は冷たくて美味しかった。芋煮というのも食べたけど、あれは食べる場所で少しずつ味が変わって面白かったな。東北は、本当に色んな食べ物があって飽きないよ。」と話してくれました。

東北には寒い地域だからこそ生まれた郷土料理も多く、海外から見ても珍しく、また美味しいと感じられるものは多いようです。

魅力4:人の温かさに助けられ、癒される

魅力4:人の温かさに助けられ、癒される

見知らぬ土地ということで、旅の間には道に迷うなど困ったことも多かったというCarlosさん。しかしそのたび、周囲にいた地元の方々に助けられたそうです。

「スマホで調べながらウロウロしていると、見ず知らずの方が声をかけてくれるんだ。でも、あまり英語ができる人は少ないみたいだね。それでもジェスチャーを交えながら、日本語とカタコトの英語で助けようとしてくれる。中には、周りに声を掛けて英語が話せる人がいないかと探してくれたことまであったよ。」こうしたコミュニケーションを通じ、人の温かさを感じたのだと言います。

Carlosさんは「年齢を問わず気にかけてくれて、知らない相手でも救おうとしてくれなんて驚いたね。でも、お陰で東北がもっと好きになった。」と話し、だからこそもっと日本語を勉強して再び東北を訪れたいと話してくれました。

Text by:三河 賢文

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