HOME 東京・東京周辺 東京 東京駅 世界が認める日本のラーメン、うどん、蕎麦だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!
世界が認める日本のラーメン、うどん、蕎麦だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

世界が認める日本のラーメン、うどん、蕎麦だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!

更新日: 2020/07/05

近年、世界的に注目を浴びている日本食ですが、中でも高い人気を誇るのが「麺料理」です。今や日本人の国民食となっているラーメンをはじめ、うどんやそばも海外で人気が高まっていいます。国によっては、専門店までオープンしているようで、“日本の麺料理”の世界進出がどんどん進んでいます。

そこで今回は、これまでLIVE JAPANが集計したアンケートを元に、外国人が好きな麺類のメニューと、嫌いなメニューをラーメンうどん・そばにわけてまとめました。日本を代表する3種類の麺類で、人気・不人気なメニューは一体何なのでしょうか?

外国人人気No.1のラーメンは、海外にもファンが多い「とんこつラーメン」

外国人人気No.1のラーメンは、海外にもファンが多い「とんこつラーメン」

「とんこつラーメンの細くて歯ごたえのある麺が大好き。お店で麺の固さが選べるとき、私はいつも“バリカタ”で頼んでいます。ちょっとだけ“ハリガネ”っていうのも気になってるいけどね(笑)」(中国/20代/女性)

「日本のお店で食べるとんこつラーメンが一番!ノルウェーにもラーメンはあるけれど、全然美味しくないんですよ……まだ来日したばかりだから、これから日本の有名なとんこつラーメン店を食べ歩いてみたいな」(ノルウェー/20代/女性)

「とんこつラーメンは最高だよ!僕は大の肉好きなんだけれど、スープに豚の旨味が凝縮されている気がするんだ。チャーシューもホロッと柔らかくてたまらないね!」(フランス/男性/30代)

ラーメンの人気No.1は、日本人も大好きなとんこつラーメン。元々は九州のご当地ラーメンとして誕生しましたが、いまや日本全国で愛されるラーメンになりました。今日では「一風堂」や「一蘭」をはじめ、海外進出している日本のとんこつラーメン専門店もあり、海外でも人気のよう。“替え玉”というユニークなお替わりの方法も好評みたいですね。

これぞ人気者の証拠か!?まさかの「とんこつラーメン」がワーストワン

これぞ人気者の証拠か!?まさかの「とんこつラーメン」がワーストワン

「とんこつスープの味わいは好きだけど……とにかく匂いがきつすぎるよ!」(アメリカ/男性/10代)

「スープは濃厚でとてもおいしい。でも、あの細い麺がどうしても苦手なの」(フランス/女性/20代)

好きなラーメンとして堂々の1位を飾ったとんこつラーメンですが、なんと苦手なラーメンNo.1にもランクイン。理由はさまざまですが、やはり多かったのは日本人でも苦手という人が多いとんこつスープ特有の匂い。ただでさえ、とんこつラーメンを食べ慣れていない外国人にとっては、きつく感じてしまうのかもしれません。

とはいえ、人気・不人気共にNo.1ということは、それほど知名度の高い証拠。事実、海外のラーメン専門店は豚骨系が多いので、「ラーメン=とんこつ」というイメージを持っている外国人は少なくないのかもしれませんね。

人気No.1うどんは 日本らしさ溢れる「カレーうどん」!

人気No.1うどんは 日本らしさ溢れる「カレーうどん」!

「初めてみた時は『カレーうどんなんて合うの!?』と思ったけれど、一口食べたら本当においしくてびっくりしたよ!日本のカレーってマイルドな味わいが特徴だけど、それがコシのあるうどんと良く合うんだろうな」(アメリカ/男性/20代)

「韓国人もカレーうどん、両方食べますよ。でも、この二つを合わせた料理が存在するなんて思わなかった。カレーってライス以外にも合うんだね!」(韓国/男性/30代)

カレーうどんって、いかにも日本らしいメニューだよね。本格的なインドカレーも好きだけど、ちょっと出汁が利いていて濃厚なスープのカレーうどんはもっと好き!」(アメリカ/女性/20代)

ピリッと辛くて濃厚なのに、どこか優しさも感じられるカレーうどん。そもそも「日本のカレーライスが好き」という外国人は意外にも多く、それがきっかけでうどんにも挑戦し、結果的としてハマってしまうケースもあるようです。

確かに、本場のインドやスリランカ、タイなどのカレーと比較すると、日本のものはクセがなくマイルドな味わいなので食べやすいのが特徴。それでいて和風出汁が利いているため、日本らしい“和”を感じるメニューだという点も、外国人たちから好評を得ることができた理由といえそうですね。

外国人は生卵がNG!?「月見うどん」が不人気うどんワーストワンに

外国人は生卵がNG!?「月見うどん」が不人気うどんワーストワンに

「生卵とうどんのスープの組み合わせはイマイチかな。卵を割るタイミングもわからないし。そもそも、カナダでは生卵を食べないの」(カナダ/女性/20代)

「アメリカでは生卵を食べる習慣がないから口に合わないかも。でも……『月見うどん』っていう名前は情緒があって素敵!」(アメリカ/女性/20代)

卵の卵白を雲、黄身を月に見立て名付けられたとされる「月見うどん」ですが、意外にも外国人からは不評の様子。というのも、生卵を食べる習慣のない外国人たちにとっては、生理的にこのトッピングを受け入れることが難しいようです。

それもあり、多くの外国人が生卵をトッピングした月見うどんを避けるのは、仕方がないことなのかも。このほか、「生ものと温かいスープの組み合わせが苦手」という声も聞かれ、各国の食文化が色濃く反映された結果となりました。

そば人気No.1はつめたく冷やした「ざるそば」!外国人もシンプルがお好み?

そば人気No.1はつめたく冷やした「ざるそば」!外国人もシンプルがお好み?

「イタリアのパスタにはさまざまな種類があるのだけれど、日本のざるそばのように、冷たく冷やしたものはないんだ。冷製のそばって、本当においしいんだね!ソース(そばつゆ)が別になっているし、それをディップして食べるのも面白いな」(イタリア/男性/30代)

「韓国でも日本そばはとても人気だよ。専門店もあるし、スーパーでは乾麺を手に入れることもできる。現地では辛いつけだれで食べるざるそばが幅広い年代から好まれているよ」(韓国/男性/20代)

「アメリカには日本のざるそばのような料理がないから、初めて見た時は衝撃だった!つるっとした、麺ののどごしがクセになる。そばつゆの出汁も優しい味わいでお気に入り!」(アメリカ/女性/20代)

どんな料理でも王道はやはり強し。日本人の多くが愛してやまないざるそばですが、麺料理としてはやや少数派の冷製であること、そばの風味や味わいをダイレクトに感じられることから、外国人に人気のようです。

また、ユニークだったのが、ざるそばのつゆを「ソース」と表現する外国人が多かったこと。私たち日本人からすると、そばつゆをソースと捉えることに違和感がありますが……!これぞまさしく外国人ならではの視点であり、ちょっとした珍回答で面白いなと感じました。

ネバネバ系への理解は進まず…苦手なそばメニューワーストワンは「納豆そば」

ネバネバ系への理解は進まず…苦手なそばメニューワーストワンは「納豆そば」

「日本の納豆が苦手だから『おくら納豆そば』は口に合わなかった。温かいつゆに入れると匂いがもっと強くなるのね」(カナダ/女性/20代)

「『納豆そば』はあまり好きじゃないかな。何より匂いが苦手だし、箸から麺が抜け落ちるから食べづらい。普通の納豆は好きなんだけどね……」(アメリカ/女性/20代)

そばワーストワンは、日本人でも賛否がわかれる「納豆そば」。このアンケートに関してはかなり意見が分かれており、「山かけそば」や「とろろそば」を挙げる声も少なくありませんでしたが、これらに共通するのは「ネバネバ系食材」であることです。

日本人は長いもをすりおろした山かけや納豆、とろろ昆布を好む人もたくさんいますが、欧米圏をはじめ海外ではあまり馴染みがありません。ネバネバ系食材に抵抗のある外国人はやはり多いみたいですね。

想像以上に激しくわかれた、外国人たちの“好みの差”

日本の麺類は多くの外国人に愛されている一方で、好き嫌いがとてもハッキリしていることが今回のアンケートを通じてわかりました。中でもラーメンは興味深い回答結果で、好きと嫌い、両方のNo.1を飾ったのはとんこつラーメンだけ。独特のクセがあり、個性の強い麺料理だけあって、好みが大きくわかれたのでしょう。

うどん・そばに関しても、好きなもの、嫌いなものの理由が国の文化に沿っていて興味深いものもありましたね。日本人の私たちでさえ、見知らぬ国の料理には「食べても大丈夫かな?」と不安を抱くことがありますから、この結果には納得がいきます。

以上、外国人が好きな・嫌いな日本の麺料理についてお届けしました。各国の食文化や好みの傾向を知る機会になれば幸いです。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索