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初訪日でも大丈夫!成田空港からのアクセス

初訪日でも大丈夫!成田空港からのアクセス

更新日: 2021/02/15

東京・首都圏への空の玄関口として多くの旅行客が利用する成田国際空港東京都の東に隣接する千葉県成田市に位置し、東京都心部までは鉄道やリムジンバスを利用した数パターンのアクセス方法がある。初めての日本旅行で困らないように、所要時間や運賃を目安に自分に最適なアクセスプランを探してみよう。

とにかくスピード重視!しかも快適!

成田国際空港から東京方面へのアクセスに利用できる鉄道は、京成電鉄とJR東日本の2社。どちらも空港内にある駅名は第1ターミナルが「成田空港駅」、第2・3ターミナルが「空港第2ビル駅」といい、それぞれ到着フロアから1つ下った地下1階にある。第3ターミナルから第2ターミナルまでは徒歩で約15分、連絡バスに乗れば10分で到着する。

上:京成電鉄の京成スカイライナー 下:京成電鉄のインフォメーションカウンター
上:京成電鉄の京成スカイライナー 下:京成電鉄のインフォメーションカウンター

東京都心部の到達スピードを目安に選ぶなら、京成電鉄による「京成スカイライナー」かJR東日本が運行する「成田エクスプレス」。

京成スカイライナーは1時間に最大3本運行しており、空港第2ビル駅から日暮里駅まで最短36分、上野駅まで最短41分。運賃は日暮里駅、上野駅とも片道2570円。日暮里駅ではJR山手線、JR京浜東北線、JR常磐線への乗り換えが便利なほか、上野駅から東北・上越・北陸の各新幹線や東京メトロ銀座線、日比谷線に、大江戸線上野御徒町駅に乗り換えをすることも可能だ。車内は開放感のあるドーム型天井や日本伝統柄である市松模様をアレンジした床などデザイン性の高い空間に、人間工学に基づいたシートがゆったり並んでおり、全席にACコンセントを完備。5号車には多機能トイレや洗面所がある。

また、訪日外国人向けのお得なきっぷが、インターネット「スカイライナー e-チケットサービス」から購入可能。片道または往復スカイライナー券・乗車券が通常料金よりも安くなるほか、スカイライナー片道または往復と都内の地下鉄東京メトロ全9路線、都営地下鉄全4路線が乗れる「Keisei Skyliner & Tokyo Subway Ticket」も購入できる。購入方法は簡単で、希望の日時とチケットの種類をフォーム入力し、SKYLINER & KEISEI INFORMATION CENTERで、引換え番号を示してチケットと交換するだけ。自宅のパソコンやスマートフォンから気軽にアクセスできるので、訪日前の購入がおすすめだ。

成田エクスプレス
成田エクスプレス
JR東日本の券売機
JR東日本の券売機

一方、JR東日本の成田エクスプレス(N’EX)は約30分毎、1時間に2本ほど運行されており、東京駅まで最短60分(片道3070円、繁忙期は+200円、閑散期は-200円、最繁忙期は+400円)で到着するほか、品川駅、渋谷駅、新宿駅といった東京の主要駅に乗り換えゼロでアクセスできるのもうれしい。

往復利用の場合は、割引きっぷ「N’EX TOKYO Round Trip Ticket」(4070円)を購入するのがお得だ。N’EXは横浜駅や大船駅まで行く便もあり、神奈川方面へ直行したいという人にも便利だ。車内は木目調や市松模様を生かした落ち着いたインテリアで、全席が可動式枕を備えた回転リクライニングシート。しかし、回転リクライニングシートは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、利用は控えて。大型テーブルとACコンセントも完備しており、車内でノートパソコンを使いたい人も快適に利用できる。

どちらの車両も荷物置き場付近に防犯カメラを備えるなどセキュリティー面も重視しているので、安心して利用できる。

鉄道で人気観光エリアへダイレクトアクセス

上:京成電鉄のアクセス特急 下:京成電鉄の特急
上:京成電鉄のアクセス特急 下:京成電鉄の特急

都内の人気観光エリアへダイレクトに移動するには京成電鉄のアクセス特急がおすすめ。特急料金は不要で押上駅や浅草駅、日本橋駅など都内有名な観光スポットに移動するのに大変便利。アクセス特急を利用すれば東京スカイツリーの最寄り駅となる押上駅まで最短50分(1170円)、日本橋駅まで最短60分(1330円)で到着できる。京成電鉄には都内まで安価に移動できる「特急」もあり、成田空港から日暮里駅までは最短77分、1240円、上野駅までは最短81分(1240円)。1時間に3本運行しており、本数が多いのも魅力だ。途中の青砥駅で京成押上線に乗り換えれば、押上駅へもアクセスできる。

JR東日本の在来線を使う場合は、「総武本線快速」(成田線・総武本線・横須賀線を経由)の東京行き、久里浜行き、逗子行きを利用すれば東京駅まで乗り換えゼロでアクセス可能。所要約1時間35分、1340円。事前にチケットを購入すれば、平日プラス1000円、土・日曜、祝日プラス800円でグリーン車の利用も可能だ。


※記載の鉄道運賃は特記以外は切符運賃、自由席、2017年1月現在のものです。

運賃の安さがポイントの格安高速バス!

運賃の安さと便数の多さで注目を集める成田空港-東京駅間の交通手段が「「エアポートバス東京・成田(TYO-NRT)」。

「エアポートバス東京・成田(TYO-NRT)」
「エアポートバス東京・成田(TYO-NRT)」

東京シャトルは京成バスや京成バスシステム、成田空港交通など京成グループのバス会社4社で共同運行されており、成田空港東京駅区間が片道1300円(事前予約で900円)、深夜早朝料金2600円。1日113便の運行で、日中には20分に1本の間隔で運行している。乗車券は成田空港の各ターミナルビル内にある乗車券販売カウンターで時間指定の乗車券を購入する。座席は全席自由席。

車内に持ち込める荷物は、棚や足元に置ける小さな荷物だけ。トランクに預けられる荷物もスーツケース1個程度なので注意しよう。また渋滞等により到着時間に遅れが発生する可能性もあるので、余裕をもってプランを立てたい。

目的地へ直行!各所を網羅するエアポートバス

「エアポートリムジンバス」
「エアポートリムジンバス」

目的のエリアへ直行できる利便性の高さで選ぶなら「エアポートリムジンバス」だ。東京都心部の行き先だけでも、東京駅・日本橋、池袋、日比谷、赤坂、渋谷・二子玉川、新宿浅草・錦糸町・豊洲、銀座・汐留、六本木、芝、恵比寿品川、竹芝・お台場・有明、目白・後楽園と、主要エリアをほぼ網羅しており、各エリアの主要ホテル・駅の前などに停車してくれるのが最大のポイント(※2022年10月現在、 東京シティエアターミナル(TCAT)、六本木・赤坂、銀座・日比谷、新宿などの主要エリア以外は運休中。また運行していても減便されていることもあります)。運賃は東京都心部で2800~3100円だが、外国人向けにお得な往復きっぷが用意されている(※2022年現在、旅行会社を通じてのみ販売)。

所要時間は成田空港東京駅間の場合で95~90~125分。渋滞等の道路状況によって到着時間が変動することもあるが、柔軟な運行管理システムによって高い定時運行率で運行されている。荷室に預けられる荷物の目安は、50×60×120㎝以内、30kg以下のもの1名につき2個まで。スキー板、ゴルフ、釣り竿も預けられる。

エアポートリムジンバスは、東京空港交通のほか京成バス、京浜急行バスなどと共同で運行されており、横浜のみなとみらいエリアや東京ディズニーリゾートエリアをはじめ、東京近郊の観光エリアや都市への便も充実(※2022年現在、運休、減便あり)。また郊外へは、京成バスにより成田空港から富士山・河口湖行きの高速バス(当日券4800円、所要約1時間40分※2022年10月現在、運休中)も運行されている。

グループ客ならお得な定額タクシー

グループ客ならお得な定額タクシー

成田空港と東京23区の間を、事前に設定された運賃で行き来してくれる「定額タクシー」。鉄道やバスに比べると運賃は高くなるが、早朝や深夜など他の交通機関が運行していない時間帯の利用や、3~4人のグループで利用する場合などに検討したいアクセス手段だ。
利用できるのは成田国際空港タクシー運営委員会加盟運行会社のタクシーで、予約は不要。成田空港各ターミナルのタクシー乗り場に行くと係員が案内してくれる。定額運賃は高速道路利用を前提としており、例えば成田空港から東京駅のある千代田区までの定額運賃は京葉道路経由で20,000円。これに別途で、高速道路と首都高速の通行料(ETC料金)が必要となる。深夜・早朝(22:00~翌5:00)の場合は割増料金が必要。成田空港から東京都内へ利用したい場合は、利用予定時刻3時間前までに予約を。


※本記事は掲載時の情報を2022年10月に再編集しています。最新の情報は各店舗・施設の公式サイトをご確認ください。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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