HOME 関西 大阪 大阪城・天満橋・京橋 武士にお城、ウルトラマンまで!? 「大阪城イルミナージュ2022」の見どころをレポ!
武士にお城、ウルトラマンまで!? 「大阪城イルミナージュ2022」の見どころをレポ!

武士にお城、ウルトラマンまで!? 「大阪城イルミナージュ2022」の見どころをレポ!

公開日: 2022/12/28

大阪の中心地にある「大阪城」では、日本の歴史や文化を取り入れたイルミネーション「大阪城イルミナージュ」が、2022年11月22日から2023年2月26日まで開催されています。
お城やお寺、有名な戦国武将など、日本でしか見られないユニークなイルミネーションが満載です!

5回目の今年は2年ぶりの開催。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策も行っていますので、安心してぜひ美しい光のアートと大阪城のコラボレーションを楽しみましょう。

「大阪城イルミナージュ」とは?

「大阪城イルミナージュ」とは?

大阪城イルミナージュ」は、今年で5回目を迎えるイベントです。テーマが「OSAKA LOVER 大阪イルミネーションヒストリー」ということもあり、イルミネーションで大阪を中心とした、日本の歴史や文化に触れることができる構成となっています。大阪城が建てられた戦国時代から、大阪での文化が栄えた大正時代・昭和時代といった近代までを、約350万球のイルミネーションで表現しています。

大阪城イルミナージュ」の会場は、戦国武将の武将・豊臣秀吉に1597年に築城されたとされる「大阪城」の「西の丸庭園」。

画像素材:PIXTA
画像素材:PIXTA

大阪城は、残念ながら秀吉の時代に作られた城は地面に埋まっており、現在残っている城はその後に日本を治めていた将軍のひとり・徳川秀忠によって築かれたものです。一般的に「大阪城」とされている「天守閣」の内部には入ることができ、大阪の歴史を記した資料を眺めたり、最上階からは外の景観を楽しむことができます。そんな大阪城にあり、普段は結婚式や音楽イベントなどで使用されている「西の丸庭園」が今回のイルミネーションの舞台となっています。

大阪城まではJR「大阪駅」からは、徒歩で谷町線「東梅田駅」に行き、「谷町四丁目駅」で降りれば最寄りとなっています。「谷町四丁目駅」から約10分歩き、「大手門」という入口からまたしばらく歩くと「大阪城西の丸庭園入口」が見えます。

入口からワクワクするイルミネーションが登場!

入口からワクワクするイルミネーションが登場!

会場を目指して入口である「大手門」に向かうと、夜ということもあり照明に照らされた門が出迎えてくれます。

大阪城はとても広い上、夜は薄暗くなりますが会場近くもイルミネーションが設置されているのですぐに分かります。

入口の近くに設置されていたのは、「しゃちほこ」という魚の形をモデルにしたイルミネーションです。「しゃちほこ」は、お城の屋根に飾る瓦のことで、お城を災害などから守る「守り神」だと信じられていました。

西の丸庭園の入口近くにテント型の案内所があり、当日分のチケットを購入できます。

入口に入り、しばらく歩くと看板と着物姿の女性をかたどったカラフルなイルミネーションが並んでいます。

もちろんイルミネーションに触れることは禁止されていますが、フォトパネルのようにイルミネーションをバックに写真を撮ることは可能です。

トンネル状のイルミネーションをくぐると、会場には日本の歌謡曲がBGMとして流れていました。

基本的に日本の文化や歴史をモチーフにしたイルミネーションが設置されていますが、撮影時はクリスマスが近かったこともあり、期間限定の「クリスマスツリー」が登場しています。

大阪城や豊臣秀吉がイルミネーションに

大阪城や豊臣秀吉がイルミネーションに

入り口の近くは、大阪城を立てた戦国武将・豊臣秀吉、その後に城主となった徳川家。さらには大阪城そのもののイルミネーションなどが並びます。

そこから、奥に進むにつれ時代は現代に近づいていくように。明治時代・大正時代を表し、着物から洋服に姿を変えた人々や、当時の街に設置されはじめた街灯が登場。そして、最後には懐かしさを感じるような昭和時代を表したイルミネーションとなっており、「通天閣」や「道頓堀」など、大阪の観光スポットが鮮やかに光輝きます。

撮影時が木曜日で平日ということもあってか、あまり混雑していませんでした。また、写真を撮る際も、ひとつひとつのスポットをゆっくりと回ることができました。ゆっくり楽しみたいなら平日がおすすめです。

「竹」や「桜」など、草木や花をかたどったオブジェも。まるで本物のようにピンクに発光する桜は美しく、季節外れのお花見のような気分を味わえました。

戦国時代に活躍した「武士」の形をしたイルミネーションを発見しました。しかも、よく見てみると日本における武士の精神やルールを表す言葉「武士道」を漢字で表した形となっています。

会場である「大阪城」を再現したイルミネーションも見事です。

そして、馬にのった武士たちが走る様子をあらわしたイルミネーションが数体並んでいます。こちらは点滅するタイプで、本当の馬が走っているような疾走感を味わえました。また、後ろに本物の大阪城が鎮座しているので、武士のイルミネーションと歴史あるお城が調和した写真も撮影できます。

こちらは大阪城を築城した武将・豊臣秀吉を再現しています。

こちらは大阪府の隣県である奈良県のお寺「東大寺」と、東大寺の門に立つ「金剛力士立像」をイメージしています。

ぽつんと座っているのは「ビリケンさん」のオブジェ。大阪を代表する「幸運の神様」として知られています。「触ると幸福が訪れる」という言い伝えがあるので、見かけたら撫でてみてはいかがでしょうか。

邸宅のような形のイルミネーションは、本当の建築物のように内部に入ることもできます。きらめく光に囲まれる感覚はなんともロマンティックでした。

大阪のシンボルマークであるタワー「通天閣」もイルミネーションに。縦に大きな形なので、しゃがんで見上げるように写真を撮ると、きれいに全景を収めることができますよ。

光るシーソーが楽しい動物園エリア

光るシーソーが楽しい動物園エリア

会場の一番奥には、「通天閣」の近くにある動物園天王寺動物園」をイメージしたスポットが現れます。

ゾウやキリン、うさぎなど光り輝く動物たちはとても可愛らしく、ファンシーな世界が広がっていました。

このスポットの見どころは「光るシーソー」。実際に乗って遊ぶことのできるシーソーは、カップルや家族で遊びに行った際、きっと盛り上がるはず。

特撮ヒーロー「ウルトラマン」の特別展示も

特撮ヒーロー「ウルトラマン」の特別展示も

2022年ならではの特別スポットも。1966年から放送され、2022年で55周年を迎える変身ヒーローのドラマ「ウルトラマン」をモチーフにしたイルミネーションです。

「ウルトラマン」27話での、大阪城の近くで怪獣「ゴモラ」と戦うシーンを再現しているのですが、位置によってはバックに本物の大阪城を写りこませた写真を撮影できますよ。

地球を守るため戦う組織「ウルトラ警備隊」の展示も。

会場の中央には飲み物や軽食が購入できる売店と休憩所もあるので、歩き疲れたら一休みできますよ。

大阪をはじめとし、日本の偉人や観光スポット、仏像やお城などをイメージしたイルミネーションずらりと並ぶ「大阪城イルミナージュ」。あらゆる場所がフォトスポットになるので、いつまでも滞在したくなるイベントでした。当日券も購入できるので、大阪に遊びに来る際には足を運んでみては。

  • 大阪城イルミナージュ
    • 住所 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城2
    • 開催期間:2022年11月22日(火)~2023年2月26日(日)※年中無休、雨天決行
      開催時間:17:00~22:00※点灯は17:30~21:30
      入場料:大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生以下)800円※待ち時間無しの優先入場券あり

※2022年12月の情報です。状況により、期間・時間の変更や中止、内容の変更等が発生する場合があります。最新情報は各公式ホームページをご確認のうえ、お出かけください。

Written by:

つちだ四郎

つちだ四郎

大学卒業後、1年ほど広告会社で経験を積んだあと、大学時代に報道サークルに所属した経験を活かし、フリーのライターとして活動を開始。関西在住として地域に根差した強みを活かし、近畿圏で行なわれるアート・音楽・お笑い・グルメ・エンタメなど多岐にわたりイベント取材・レポート記事を執筆し、写真撮影も担当。また、地域ならではの「あるある」ネタやその地方の文化・歴史に関する深堀りネタにも注力。現在は5媒体以上のメディアで定期的に取材・記事執筆を行なう。

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