HOME 関西 京都 京都駅・東寺 路上喫煙で過料1,000円が徴収されることも…京都での「喫煙ルール」徹底ガイド
路上喫煙で過料1,000円が徴収されることも…京都での「喫煙ルール」徹底ガイド

路上喫煙で過料1,000円が徴収されることも…京都での「喫煙ルール」徹底ガイド

更新日: 2020/03/19

長時間、列車やバスに揺られて憧れの京都に到着し、ほっと一息。今いる場所を確認しつつ、次の目的地までのルートを調べる…。次の目的地までのバス待ちの間に、「乗車時間が読めないから、その前に吸っておかなきゃ」「気分転換にたばこを吸いながら歩こうか」などなど、でも、ちょっと待って! そこでたばこを吸っても大丈夫ですか?

大勢の人がやってくる観光の街・京都市には、条令で定められた「路上喫煙」に関するルールがあります。誰もが気持ちよく過ごすためのこのルールを詳しくお伝えします。

目次
  1. 京都では路上喫煙がNG!その理由は
  2. 路上喫煙禁止の標示はコレ!中には過料1,000円が徴収される地域も
  3. どのような感じで声をかけられるのか、ご紹介しましょう
  4. じゃあ、たばこはどこで吸えばいいの?
  5. 過料徴収区域での喫煙場所は?

京都では路上喫煙がNG!その理由は

京都では路上喫煙がNG!その理由は

日本各地の都市では、路上喫煙に関する条例を設けているところがたくさんあります。もちろん、京都市も例外ではありません。
何故でしょう? 路上喫煙は、どんなに吸う人が注意していても周囲の人たちにとって危険だからです。

人ごみの中、子どものすぐ目の前を、たばこの赤い小さな火が通りすぎて「ドキッ!」としたことはありませんか?

外出から戻って、お気に入りのバッグに見知らぬ焦げ跡がついていてがっかりしたことはありませんか?

喫煙しながら自転車に乗っている人とすれ違って、煙を吸い込みセキが止まらなくなったことはありませんか?

どれも路上喫煙をすることで、周りの人たちも危険を及ぼす可能性があるものです。たばこを吸う人を責めているわけではありません。決められた場所でたばこを楽しめば、これらは回避できるのです。

京都市では誰もが気持ちよく街中を歩けるよう、路上喫煙は禁止になっていますが、喫煙場所もわかりやすく表示されています。

路上喫煙禁止の標示はコレ!中には過料1,000円が徴収される地域も

「路上喫煙はやめましょう」 路面シート
「路上喫煙はやめましょう」 路面シート
「京都では路上喫煙禁止です」 ステッカー
「京都では路上喫煙禁止です」 ステッカー
JR京都駅前で、目につきやすい場所に貼られた標示
JR京都駅前で、目につきやすい場所に貼られた標示

京都市内全域が路上喫煙禁止となっているので、このような標示が、各所に設置されています。この標示が掲げられた場所での喫煙はやめましょう。

中でも、より多くの人が行き交う3地域(市内中心部、清水・祇園地域、京都駅地域)では、危険防止の観点から、路上喫煙は過料(1,000円)対象となっています。

「過料徴収区域」マップ
「過料徴収区域」マップ
「路上喫煙等禁止区域」 路面標示
「路上喫煙等禁止区域」 路面標示
「路上喫煙等禁止区域」 路面シート
「路上喫煙等禁止区域」 路面シート

京都市内では、路上喫煙禁止マナー向上のために、路上喫煙等監視指導員(以降、指導員)による行政指導がなされています。指導員から声をかけられたら必ず従ってくださいね。

どのような感じで声をかけられるのか、ご紹介しましょう

どのような感じで声をかけられるのか、ご紹介しましょう

(1)過料徴収区域で
喫煙者:「ちょっと休憩。たばこで一服しよう~」
指導員: 「路上喫煙はダメですよ。そこの標識に表示している通り、ここは過料徴収区域です」

指導員: 「京都市では、市内全域で路上喫煙をしてはいけません。特に人が多いこの区域での路上喫煙は、1,000円の過料処分が科されますよ」
喫煙者:「ありがとう。知らないとはいえ吸ってしまうところでした」

(2)過料徴収区域外で
喫煙者:「ここなら吸っても大丈夫だよね~」
指導員: 「京都市内の路上ではどこもタバコを吸ってはいけません。過料徴収区域外でも灰皿が用意されている場所でお願いしますね」
喫煙者:「そうなんですね…ごめんなさい」

喫煙者:「マナーを守って、たばこを吸うとリフレッシュできるなぁ」

指導員は、誰もが安心して京都市内を楽しめるよう活動しています。協力を依頼された場合は、素直に従いましょう。

じゃあ、たばこはどこで吸えばいいの?

街中に設置された喫煙場所や喫煙可能なお店などを利用して吸いましょう。

歩道に設置された喫煙場所(丸い柱の周りに灰皿を設置)
歩道に設置された喫煙場所(丸い柱の周りに灰皿を設置)

喫煙可能なお店にはこのようなステッカーが貼られていることもあります。上のステッカーはお店の主な出入口や店頭に貼られています。下は店内の喫煙専用室の出入口に貼られています。

商業施設などでは、喫煙可能場所がフロアーマップに表示されています。喫煙室が設置されたフロアに着いたら、矢印表示に従って進みましょう。表示はたいていの場合、空間の上部に掲げられています。

商業施設のフロア案内
商業施設のフロア案内

例えばこちらの施設では、B1Fに、たばこから煙が出ているマークが表示されているので、喫煙室があります。では、B1Fへ向かいましょう。

天井から表示板が下がっています。右端にたばこから煙が出ているマークがあります。左端には上向きの矢印がありますから、今立っている通路からそのまま直進します。

正面の壁の上部に表示が見えました。右側がたばこから煙が出ているマークです。右の通路を覗くと…

喫煙室がありました。中に入って扉を閉めたら、のんびり一服です。

ただし、2020年4月からは事業所や飲食店など多くの施設で、屋内は原則禁煙となるのでご注意ください。

過料徴収区域での喫煙場所は?

路上喫煙をすると1,000円の過料が科される過料徴収区域では、壁で囲われた比較的大きな喫煙所が複数カ所設置されています。

JR京都駅周辺は過料徴収区域に指定されています。マップでは喫煙所はたばこマークで表記されています。京都駅周辺では10カ所設置されていますね。駅北側の路線バス停留所付近で探してみましょう。

バス停の表示板の下部(Wi-Fiマークの上)に、路上喫煙禁止のステッカーが貼られていますね。ここではないようですから、もう少し先へ進みましょう。

右側にたばこから煙が出ているマークが見えました。

たくさんの人が利用しています。でも満員で入口から人がはみ出ています。こんなときは、他の場所を探してみましょう。

すぐそばのタクシー乗り場の方で見つけました。ここは込み合っていなさそうなので、のんびり一服できそうです。

過料徴収区域には、京都駅周辺の他に市内中心部と清水・祇園地域の2カ所が指定されています。

市内中心部
市内中心部
清水・祇園地域
清水・祇園地域

こちらの2カ所は京都駅地域よりも喫煙所の表示は少なめですが、飲食店などが多く並ぶエリアなので、出入口に喫煙表示があるお店を選んで休憩場所にしてみるのも良さそうですね。

たばこを吸う人も吸わない人も気持ちよく観光地巡りをしたいのは同じです。

世界中から多くの人々が訪れる京都市では、お互いにマナーを守ることで、ステキな京都の思い出をまた一つ増やしてくれるかもしれません。

Written by:

株式会社ウエストプラン

株式会社ウエストプラン

松田きこ、木村桂子、都志リサほか、関西に精通した女性ライターチーム。食べること、飲むこと、旅することが大好き! 自ら体験した楽しい情報を発信しています

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索