HOME 銀座 現地の雰囲気を味わうならココ!ガード下居酒屋の楽しみ方を実際に行って体験してきた
現地の雰囲気を味わうならココ!ガード下居酒屋の楽しみ方を実際に行って体験してきた

現地の雰囲気を味わうならココ!ガード下居酒屋の楽しみ方を実際に行って体験してきた

Update: 2018/06/06

日本特有の居酒屋文化。さまざまなタイプがあるが、ガード下居酒屋は海外のガイドブックで紹介されたり、散策ツアーを組まれるほど、外国人観光客にも人気のスポットである。そこで今回は、東京駅のお隣、有楽町のガード下にある「新日の基」に訪問。日本人はもちろん外国人のお客さんが連日集まる、ガード下居酒屋の魅力を実際に行って体験してきた。

日本の居酒屋文化

日本の居酒屋文化

パブともバーとも少し違う、日本独自の居酒屋。料理はちょっとした軽いおつまみからしっかりしたご飯料理まで、そしてお酒もビールから日本酒や各種焼酎、果実酒、ワインなど、さまざまな種類が楽しめる。店舗によってさまざまだが、ビールならジョッキ1杯180円~500円程度と価格も安い。そして、お客さんの年齢層も若い女性から年配の方まで幅広く、誰でも気軽に飲みに行ける敷居の低さというのも特徴ではないだろうか。小人数であろうと会社の宴会などの大人数であろうと、気兼ねなく安い価格で利用できるお店が居酒屋である。

ガード下居酒屋とは

ガード下居酒屋とは

ガード下とは電車の線路や高速道路の高架下のことで、ここに軒を連ねる居酒屋は、ガード下居酒屋と呼ばれている。以前は、ガード下居酒屋といえば、店の前に赤提灯が下がり、仕事帰りの会社員が集まる場所といったイメージだったが、最近ではそんなイメージを覆すようなおしゃれな店舗も増えている。中でも、JR有楽町駅と新橋駅を繋ぐガード下は日本最古のもので、今から100年以上前に作られたものだ。当然、線路の下ということで、店内には電車が通る度に通過音が響き、そのため客同士が話す声もおのずと大きくなるため静けさとは無縁。座席は狭く、他のお客さんとの距離も近い。しかしながらそのおかげで、気兼ねなく話せる雰囲気、かしこまらずに飲みに行ける気軽さはガード下居酒屋ならではだろう。上野秋葉原、神田、中目黒下北沢なども注目のガード下だ。

有楽町ガード下居酒屋「新日の基」

有楽町ガード下居酒屋「新日の基」

そんな昭和の雰囲気漂う有楽町のガード下店舗のなかでも、ひときわ大きな赤提灯で目立っているのが「新日の基(しんひのもと)」。創業70有余年、歴史を感じるお店である。戦後、この場所は満州からの復員兵のための宿舎として使われており、それを現在三代目となる店主の祖父にあたる先代が借り上げ、居酒屋にしたのが始まりだという。現在は、初代の孫娘にあたる西澤さんと旦那様のAndyさんのお二人が中心となって、のれんを守り続けている。海外のガイドブックや、日本に駐在している外国人の口コミで評判が広がり、ここ20~30年で外国人のお客様も増えた。

入り口を入ると、店内は1階(50席)と2階(100席)に分かれており、テーブルは想像以上に奥のほうまで広がっている。2階に上がってみると、低めの天井に屋根を支える梁のような丸いアーチがあり、なんとも趣ある雰囲気だ。

昭和レトロ感漂う、背もたれの赤いイスに長テーブルというのもいい。

楽しみ方①人との交流ができる

楽しみ方①人との交流ができる

ガード下居酒屋の醍醐味は、みんなでワイワイと楽しめるところ。多くのお客さんで賑わい、活気あふれる店内では、自然と笑顔がこぼれてしまう。「僕ら外資系なんですけど、今日は会社帰りにきたんですよ」というのは職場のメンバーで来ていた日本人グループのみなさん。

さぞかし仲のいいご友人同士のグループかと思いきや、なんとここで会って一緒に飲んでいるだけという外国人のみなさん。「偶然、隣のテーブルだったんで。さっき初めて会ったばっかりなんですよ!(笑)」こんな出会いや交流を楽しめるのも、少し狭めで人の距離が近いガード下という空間だからこそだ。

楽しみ方②おいしくてボリューミーなlocalグルメ&ドリンク

楽しみ方②おいしくてボリューミーなlocalグルメ&ドリンク

なんと言ってもお店の売りは、市場から毎日仕入れている新鮮な魚介を安く提供しているところ。その日の仕入れ内容で変わる色々な海鮮料理が食べられる。
①「刺身盛り合わせ」(2500円、税抜き)、この日は青森産の天然ヒラメ、ブリ、マグロ2種、サーモン)。ひと切れが大振りで、1~2人前でもこのボリューム。
②「肉豆腐」(750円、税抜き)は、英語表記でPork Sukiyaki。豆腐と一緒に肉と野菜を煮込んだ日本の家庭料理でもある肉豆腐は、創業当時から変わらない味だそう。
③「タラバガニ」(Sサイズ:3800円、税抜き)は外国人に人気のメニュー。Sサイズでも7~8本はあり、迫力満点の一皿。大きく肉厚な身がたっぷりで、ひと口食べれば、カニの旨味が口いっぱいに広がる。

①「ホッピー」(焼酎280円、外(ホッピー瓶)250円、セット価格530円、税抜き)は、戦後、ビールが高級品とされたころに代用品として出てきたビール風低アルコール飲料。新日の基は、その当時からホッピーを扱い始めていたという。「私の母はウチの店がホッピーの発祥だと言ってました(笑)。おそらく発祥のお店はいくつかあるとは思うんですが、このあたりでホッピーを広めた中心的なお店のひとつではありますね」という店主。
②見逃せないのが「グレープフルーツサワー」(焼酎280円、炭酸250円、グレープフルーツ250円、セット価格780円、税抜き)。グレープ丸々1個に加えてサワーの瓶1本までついてくる。1度頼んだら約2杯分はあるうえ、焼酎だけのお代わりでもう何杯か楽しめる。
③店員さんおすすめメニューの一つが、「手羽餃子」(1本230円、税抜き)。柔らかい手羽の中に、ジューシーな肉汁を含んだ餃子の餡がたっぷり入っている。
④7~8種類入った「天ぷら盛り合わせ」(1800円、税抜き)は、衣がしっかりした、いわば昔ながらの家庭的な天ぷら
その他、どこの居酒屋でもあるとは限らない白子の天ぷら(650円、税抜き)は、日本人には人気とのこと。マグロのテール焼き(850円、税抜き)、メジマグロのカブト煮(900円、税抜き)など、見た目に迫力のある料理も数多くある。気になる方はぜひ挑戦してみてほしい。

今回訪れたお店はこちら!

今回ご紹介した「新日の基」は、老舗居酒屋にはめずらしく、英語メニューも有。そして店主をはじめ、ほとんどのスタッフが英語で対応してくれるというのもうれしいポイントだ。また、日本の居酒屋では定番のお通し(テーブルチャージ)がないのも良心的。店内を見渡せば、観光客であろう外国人グループから、仕事帰りのサラリーマン、女性グループなど、あらゆる客層で賑わい、平日でも19時ともなればほぼ満席。確実に行きたいという方は、予約は必須だろう。東京に来た際には、ガード下でぜひ居酒屋カルチャーを楽しんでみよう。

  • Andy's Shin Hinomoto
    • 住所 2-4-4 Yurakucho, Chiyoda-ku, Tokyo, 100-0006, Japan〒100-0006 東京都千代田区有楽町 2-4-4

    営業時間:  17:00 ~ 00:00
    定休日: 日曜、年末年始

※記事掲載時の情報です。

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