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緑に包まれたアート空間を気軽に満喫!

緑に包まれたアート空間を気軽に満喫!

更新日: 2017/05/11

東京の高級住宅街、白金台にある自然教育園は、東京ドーム4個分、6万坪もの広大な森がほとんど手つかずのまま残されている数少ない都会のオアシス。 そんな豊かな森での森林浴に加え、美術館でのアート&カフェも楽しめる充実プランをご紹介。

「国立科学博物館附属自然教育園」

「国立科学博物館附属自然教育園」

自然教育園への入口は、白金台駅と目黒駅から歩いて10分ほどの目黒通りに面した場所。ここはもともと400~500年前に豪族の館が建っていた場所で、その後は高松藩主の下屋敷や軍の火薬庫、白金御料地を経て、今に至る。長い間、一般の人々が立ち入ることができなかったために豊かな自然が残され、1949年には天然記念物そして史跡にも指定されている。

園内に一歩足を踏み入れると、それまでの都会の風景が一変! うっそうと生い茂る森に思わず圧倒。園内は小路や遊歩道などは整備されているが、木々や緑は限りなくそのままで残されている。人工的ではない自然森林を楽しめる。

敷地の広さに加え、見学者の定員を300人に制限しているため、混雑している感じはあまりない。にぎやかな場所が苦手な人でも、ゆっくり過ごせるはず。途中に休憩所やお手洗いも設置されているから、休憩を挟みながらのんびり散策するのがおすすめ。

さらに進むと、今度は目の前にひときわ大きな木がどーんと出現! これは大蛇(おろち)のような樹皮を持つとされる「大蛇の松」で、樹齢300年ともいわれている。こんな都心でこれほど樹齢を経た木がいまだ残されていようとは!木々の間からは木洩れ日がキラキラと降り注ぎ、自然のぬくもりやエネルギーを肌で感じることができる。

森を抜けて視界が開けた先にあるのは、沼と湿地帯が広がる水生植物園で、上に架けられた木道を歩いてのんびり散策することができる。自然の中で体を思いっきり伸ばしたり、深呼吸してみたくなる。

「東京都庭園美術館」で心と目の保養を

「東京都庭園美術館」で心と目の保養を

ひと通り園内を散策したら、今度はお隣の東京都庭園美術館へ。1983年に開館したこの美術館は、昭和初期に建設されたアール・デコ調の旧朝香宮邸を利用した美術展示と、緑豊かな庭園が調和した都内でも希少な美術館。2014年11月に旧館の改修、カフェやギャラリーのある新館が新設されてリニューアルオープン。美術館の前には広々とした芝生の庭が広がっている。この芝庭では敷物を広げて食事をしてもOK。

芝庭前のアプローチを進み、美術館の本館である旧朝香宮邸に到着。この建物は1933年に、アール・デコ全盛期のフランスでその様式美に魅せられた朝香宮夫妻が邸宅としてオーダーした歴史的な建造物。中は当時の日仏デザイナーや高度な職人たちにより本格的なアール・デコ様式が忠実に再現。建物自体が芸術作品といっても過言ではないほど見どころも満載。本館と新館は中でつながっていますが、別途入館料がかかる。

お土産の購入も済んだら、ミュージアムショップの前にある「カフェ・ド・パレ」で休憩を。ガラス張りの窓の外に広がる景色を眺めながら、一日の疲れをゆったりと癒せる。ちなみにカフェの利用には美術館の半券が必要。なくさないように要注意!

こちらのカフェで人気が高いのが、オリジナルシフォンケーキ(季節のフレイヴァー/レモン&エルダーフラワー)と、ブレンドコーヒー(TEIEN BLEND)。シフォンケーキは生地がフワフワでやわらかく軽やかな口当たりで、特注でブレンドしてもらっている堀口珈琲のスペシャルティコーヒーとの相性も抜群。小腹が空いていたら、サンドウィッチとシフォンケーキ、コーヒーまたは紅茶の3点セットもおすすめ。紅茶も茶葉からこだわり、パリの老舗紅茶専門店BETJEMAN & BARTONの茶葉を使用。

店内からの眺めも素敵ですが、天気が良ければ外のテラス席もおすすめ。広い空と豊かな緑に囲まれた、まるで高原の美術館にでも来たかのように、開放感抜群の心地いい時間が過ごせること間違いなし!

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

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