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2017年は酉年

2017年は酉年

更新日: 2020/11/09

コケコッコー!2017年1月1日は、酉(とり)年の始まりの日。新年の始まりの1月1日、日本では毎年、はがきやお正月飾りなどの様々な装飾物に、十二支の動物がモチーフとして使われている。

(Main image: PIXTA)

干支のルーツ

干支のルーツ

「干支」というと、「子(ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(うさぎ)、辰(たつ)、巳(へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(いのしし)」の12の動物を思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、干支は、「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の略。「十干」は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」、十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」、これらをあわせて「十干十二支(じっかんじゅうにし)」とよぶ。
本来なら、十干と十二支を組み合わせで示すため、2017年の干支は「丁」と「酉」=「丁酉」(ひのととり)だが、今は後者の「十二支」の「酉」を使っている。
そのルーツは中国で、日、月、年、時間、角度などを示すのに考え出されたといわれている。
「十干」は、今から約4000年前の中国・殷の時代から、「十二支」は、中国・漢の時代には確立し、日本に伝来した時期は明確になってはいないが、奈良時代より前という説が有力だ。

もともとは動物を示してはいなかった?

もともとは動物を示してはいなかった?

この「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」は、もともとは動物を示すものではなかった。例えば「子」は子供、2017年の「酉」は酒の壺を描いた象形文字だった。しかし、中国・漢の時代に農作業に欠かせない暦を覚えやすくするために、農民にとってなじみのある家畜を当てはめたといわれている(諸説あり)。
この十二支は日本だけでなく、アジア地域にも伝わったが、各国により違いがある。
例えば、中国では猪は豚、チベットでは兎は猫、ベトナムでは羊はヤギといった具合だ。

日本人にとっての干支とは

日本人にとっての干支とは

多くの日本人は、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を暗唱でき、新年の挨拶状「年賀状」やカレンダーの絵柄に用いたり、床の間にその年の十二支の置物を飾り、新年を祝う家庭が多い。深く生活に結び付ているといえる。

2017年は酉年。鳥といっても鶏、雀、鳩など様々な鳥があるが、酉は「鶏」を指す。酉年の人は、「鶏の五徳」(「文、武、勇、仁、信」)を持っている人が多いとも。
酉年の有名人は、太宰治(日本の作家)、吉永小百合(日本の女優)などがいる。

LIVE JAPANは、皆様が幸せで健康的な酉年を過ごされることを祈っている。良い酉年を!

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