季節を分ける節目となる日を節分といい、1年に4回ある。近年は立春の前日を指すのが一般的で、この日は豆を撒いて家内安全や無病息災を願う。都内で人気の節分を楽しめるスポットと可憐な梅の花を楽しめる名所を紹介。
節分会
2017年2月3日(金)
伝法院から本堂までを住職と年男による練行列が行われ、続いて本堂東側の特設舞台で年男による豆撒きと、「福聚(ふくじゅ)の舞(七福神の舞)」の奉演が行われる。午前10時頃には浅草寺幼稚園園児による豆撒きや、夕方には「浅草観音文化芸能人節分会」もある。ちなみに浅草寺の豆撒きでは、観音さまの前には鬼はいないということから、「鬼は外」ではなく「千秋万歳(せんしゅうばんぜい)福は内」という。
節分追儺式
2017年2月3日(金)
日蓮宗の大本山・池上本門寺で、宗祖・日蓮聖人が入滅した場所としても知られる。当日は13時から池上駅近くの徳持会館から大堂までを福男と福女が練り行列が行われる。豆撒きが始まるのは15時で、境内には巨大な特設桟敷が設けられ、プロレスラーやタレントなどをゲストに迎え盛大に行われる。毎年1万人を超える人で賑わう。
湯島天神梅まつり
2017年2月8日(水)~3月8日(水)
江戸時代から梅の名所として知られる湯島天満宮。境内を彩る梅の木は、「白加賀」を中心に「月影」や「豊後」など約13種300本を数え、例年2月中旬から3月上旬に見ごろになる。それに合わせて梅まつりが開催され、期間中の土・日曜、祝日には、野点(お茶券500円)をはじめ、日本舞踊や三味線などの奉納芸能、物産展などが行われる。
せたがや梅まつり
2017年2月11日(土・祝)~3月5日(日)
1956年に都立公園として開園し、1965年に世田谷区の区立公園になった羽根木公園。約8万平方メートルの園内に紅梅約270本、白梅約380本が咲き誇る都内有数の梅のスポットだ。梅まつりは毎年2月中旬から1カ月間にわたって開催され、期間中の土・日曜、祝日には箏曲演奏や俳句講習会、餅つきなどのイベントが行われる。梅ようかんや梅大福など、梅にちなんだ食べ物の販売もある。
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羽根木公園
- 住所 4-38-52 Daita, Setagaya-ku, Tokyo 1550033 Japan
池上梅園
大田区にある閑静な区立公園。区の花である梅が約370本あり、傾斜を利用して造られた園内を華やかに彩る。種類も豊富で、1本の木から白とピンクの花が同時に咲く「おもいのまま」をはじめ、「緑がく枝垂れ」や「呉服枝垂れ」など、その数は約30種にものぼる。例年見ごろの2月中旬から3月上旬は多くの観光客で賑わう。
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池上梅園
- 住所 2-2-13 Ikegami, Ota-ku, Tokyo 1460082 Japan
節分会
2017年2月3日(金)
日本を代表する映画『男はつらいよ』のロケ地・柴又のシンボルとして名高い帝釈天。400年近い歴史を持つ古刹だ。節分会では、帝釈天の使いとされる神猿が赤鬼、青鬼とを追い払う節分問答が披露され、その後、豆撒きが行われる。豆撒きは14時と15時の2回。15時からの回には大相撲力士が登場する予定。豆は袋に入って撒かれ、なかには参道商店会「神明会」各店の商品の当たり券が貼られたものもある。
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帝釈天題経寺
- 住所 1-10-3 Shibamata, Katsushika-ku, Tokyo 1250052 Japan
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