知ればもっと楽しい!日本の気候の不思議

知ればもっと楽しい!日本の気候の不思議

Update:

はじめて日本を訪れた外国人にとって、四季がはっきりしている日本の気候は不思議に感じることも多いことだろう。南北に長い日本列島はさまざまな気候区分がある。日本ならではの自然現象や気候について紹介しよう。

地球の傾きによって四季はうまれる!?

地球の傾きによって四季はうまれる!?

季節の移り変わりは、地球と太陽の動きに関係があることがわかっている。地球は1日に1回、自転をしながら1年間で一回り、太陽の周りを公転する。ところが、地球(地軸)は少し傾いた姿勢で太陽の周りを公転しているため、場所によって太陽から受ける熱に違いが生じる。こうして公転の周期である1年ごとに季節が繰り返されるため四季が生まれる。南北に長い日本列島は、地域によって差はあるものの、四季の移ろいを1年を通して楽しむことができる。

なぜ日本の四季ははっきりしているの?

日本の四季がはっきりしている理由は、周りを海で囲まれているため、海流の影響を受ける冬に偏西風、夏に南東風と季節風が吹くことに関係している。四季がはっきり区別できるのは、中緯度にあって気団の移り変わりが大きい地域といえる。

日本独自の天気予報「桜前線」とは?

日本独自の天気予報「桜前線」とは?

日本人がこよなく愛する「桜」。日本では各地の桜の開花時期を予報する慣習がある。桜の開花日が同じ日にあたる地域・地点ごとに地図のうえで結んだ線の様子が、天気図の前線とよく似ているため「桜前線」とよばれている。

沖縄には花粉症の人が少ない!?

沖縄には花粉症の人が少ない!?

日本人の多くが春に悩まされるスギの花粉によるアレルギー症状「花粉症」。しかし、沖縄には花粉症の人が少ないといわれている。それは、1年を通して温暖な気候の沖縄はほとんどスギが生育しないためだそう。

梅雨とは?

梅雨とは?

5~7月に来日すると、ジメジメとした湿気に驚く人も。これは春から夏に移行する過程で雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象「梅雨」に関係している。梅雨の「入り明け」には、平均的に5日間程度の移り変わり期間がある。今までの天候とその先一週間の予報をもとに雨や曇りの日が多くなり始める頃を梅雨入り。雨を降らせる梅雨前線が日本付近になくなり、夏の天候へと季節が変わる頃を「梅雨明け」としている。梅雨特有の高温多湿な気候は、6・7月に集中している。

北海道には梅雨がない?

北海道には梅雨がない?

北海道には梅雨がない。梅雨前線は2つの高気圧の強さによって北に移動したり南に移動したりする特徴があり、沖縄から北上するが、北海道にたどり着く頃には太平洋高気圧が強くなり、梅雨前線は消滅するのだ。

なぜ日本の夏は湿度が高いの?

なぜ日本の夏は湿度が高いの?

日本の夏は湿度が高く、汗が体にまとわりついて不快に感じる旅行者も多いことだろう。その理由は、「太平洋高気圧」が関係しているから。この高気圧は太平洋上で発生するため水蒸気を多く含んでおり、夏になると北上して日本列島を覆う。そして、太平洋の高温多湿の空気を南よりの風が日本に運ぶので湿度が高くなる。

雪はなぜ降るの?

雪はなぜ降るの?

北海道や東北地方の冬は寒さが厳しいが美しい銀世界を楽しむことができる。雪は雲から落ちてくるが、その雲は水の小さな粒がたくさん集まったもの。雲の中で水の粒は、はじめは小さな氷だが、空気中にある水蒸気がくっついて、だんだん大きな氷の結晶となっていく。地表の気温が0℃以下などとても寒い条件が整ったときに、上空から落ちてきた氷の結晶が溶けずに落ちたものが雪の正体である。

富士山を見れば天気がわかる!?

富士山を見れば天気がわかる!?

古くから、富士山周辺に住む人たちは富士山にかかる雲をみて天気予測をしてきたといわれている。例えば、山頂に傘をかぶったような形で雲が発生している場合は翌日は雨、山裾に雲がかかっている場合は翌日は晴れ、といった具合だ。先人は気象を予測する技術がなかった時代に富士山を見て天気を予測していたのだ。

台風の名前は各国で違うの?

台風の名前は各国で違うの?

台風には従来、アメリカが女性の名前を付けていた。その理由は当時台風の観測をしていた海軍や空軍の遊び心だ。奥さんや恋人の名前を台風に付けて、親しみを込めて呼んだことが始まりといわれている。2000年から北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前を付けることになったため、日本では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号を付けている。

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