HOME お金の感覚が…日本で生活する外国人がショックを受けたこと
お金の感覚が…日本で生活する外国人がショックを受けたこと

お金の感覚が…日本で生活する外国人がショックを受けたこと

公開日: 2020/08/03

日本に住んでいると当たり前のことでも、海外から来た外国人には疑問に思うこともあるよう。「お金」に関する考え方もその一つ。今回は過去に公開した記事の中から「外国人が日本でショックを受けたお金にまつわること」をまとめて紹介します。(各コメントは回答者個人の意見です)

お礼のチップ、断られてショック……

お礼のチップ、断られてショック……

「初めて日本のレストランに行った時、チップがいらないのにビックリしたわ。店員さんに、お礼で何度も渡そうとしたのに、困った顔をして断られたの。アメリカのレストランだと普通は、気持ちを表すために払うから、受け取ってもらえなくて少しショックだったっけ。逆にアメリカでは、外国人がチップを払わないのが不思議。ウエイターの給料が安いから、金額が少なすぎるのもかわいそう」(アメリカ人)

チップ文化がない日本人にとっては逆にチップを出すことがカルチャーショックになることもありますが、やはり文化が異なるとこのように感じる人もいるようです。

子どもにお金をあげるなんて贅沢!

子どもにお金をあげるなんて贅沢!

続いてはお正月のある習慣について。

「お年玉を知りませんでした。子どもにお金をあげるなんて贅沢ですね。少し似た習慣としては、インドでは『ディワリ』というお祭りのとき、お金やプレゼントをあげます。子どもにあげるのではなく、お世話になっている方や雇用している人にあげます」(インド人)

「お年玉は初めて知ったよ。子どもにお金をあげるなんてビックリだよ。日本の子どもがうらやましいね。最近はスーパーでもお金を入れる袋を売っていて、かわいいよね」(メキシコ人)

「イタリアにもお年玉みたいなイベントがありますが、新年にはありません。1月6日の夜に『ベファーナ』と呼ばれる魔女が良い子にプレゼントを与えて、悪い子には靴下に炭を入れます」(イタリア人)

お年玉は日本独自の習慣だと思われていますが、実は海外にもお年玉に似た習慣があります。例えば中国では大人が子どもにお金を贈ることで、その年に子どもが受ける災厄を払うという意味を込めた「圧歳銭」という習慣です。また中国では大人から大人にお金を贈る「利是」。「利是」に似た習慣として、ベトナムでは「ムントゥオイ」、台湾では「紅包」などがあります。

日本の生活はアメリカの約3倍お金がかかる!

日本の生活はアメリカの約3倍お金がかかる!

続いては日本で生活しているアメリカ人に聞いた日本の物価事情について。日本の物価は多くの国よりも高いというイメージは日本人でも想像がつきます。では、同じく諸外国と比較すると物価が高いイメージがあるアメリカ人から見ると、日本の物価はどのように映るのでしょうか?

「日本は何でも高いです。アメリカに住んでいましたが、アメリカでは2週間は暮らせるようなお金でも、日本では5日しか持たないです。金額は約3倍です。お金があればあるほどアッという間になくなってしまいます」(アメリカ人)

日本での生活にはやはりお金が掛かるというのが、率直な感想のようです。

「アメリカでは2週間は暮らせるようなお金でも、日本では5日しか持たないです」という感想からは、日本で過ごすための日常生活にお金が掛かっているということがうかがえます。

もちろん都市にもよりますが、一般的には都市部の家賃は日本よりもアメリカの方が高額になるようです。そのことを考えると、家賃などの固定費以外の部分で日本は物価が高いと感じるようです。では、どんなものがアメリカに比べて物価が高いと感じるのでしょうか?

どこの店にも値段が書いてある

どこの店にも値段が書いてある

最後は、お金を使う買い物時にカルチャーショックを受けた出来事について。中国ではデパートの商品にはしっかり値段が付けられているのですが、個人の商店では値段はない場合が多いとか。そのため、交渉によって安くなることもあるそうです。

「私の住んでいた地域では、例えば野菜がひと山1050円って言われた時に『高い』って言えば少し値下げしてくれたりしました。日本のお店ではそういうシステムはあんまりないですよね?」(中国人)

そういえばひと昔前の日本でも、そういった光景はよく見られたような。ちなみに、この値切りが通用するのはこの中国人女性の出身地である北の方だけのようで「南の方ではあまり見ない」と言ってました。

※記事掲載時の情報です。
※価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
※特記以外すべて税込み価格です。

この記事をシェアする

 
検索