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え、まだそれが一般的なの!? 外国人がショックを受けた日本の結婚事情

え、まだそれが一般的なの!? 外国人がショックを受けた日本の結婚事情

公開日: 2020/06/01

結婚といっても、一夫多妻制の国があったり事実婚の夫婦が3割以上の国があったりと、国によって形は全く違います。そんな中、日本の結婚事情の印象は外国人にとってどのようなものでしょうか。

今回は7人の外国人に、日本の結婚事情についてインタビューしました。中には日本人と実際に結婚し、カルチャーショックを受けたという人も。どんなカルチャーショックを受けたのでしょうか?(各コメントは回答者個人の意見です)

結婚記念日と結婚式がなぜ違う日なの?結婚記念日ってどっち?

結婚記念日と結婚式がなぜ違う日なの?結婚記念日ってどっち?

「私は中国人で夫はアメリカ人だけど、どちらも結婚記念日=結婚式という考えだったの。私たちは、結婚式が行われている最中にサインをして結婚したのよ。日本は役所に行って婚姻届を提出するみたいだけど、結婚記念日っていつのことを言うの?」(中国人/女性/30代)

「私は日本人と結婚したんだけど、結婚前に日本の友人に色々と相談したわ。そこで驚いたのは、ほとんどの日本人が役所で結婚しても、結婚式は他の日に行うということ。スロバキアでは婚姻届の提出と披露宴は、同じ日に行うの」(スロバキア/女性/30代)

外国人にとって驚きの日本の結婚事情、一番多かった意見はこちらでした。昔は日本も、役所に婚姻届を提出する日と披露宴を行う日は一緒でしたよね。今でも記念日を同日にしたいからと同じ日に行ってしまう人もいますが、多くの人が入籍してから結婚式を行います。中には入籍してから1年後に式をあげるという人も。

インタビューをした外国人の話では、中国やアメリカ、ヨーロッパなど入籍と結婚式が同日という国が多くありました。入籍とは別日に結婚式を行った方々は、どちらを結婚記念日にされていますか?

夫婦同姓が未だに一般的なことにびっくり!

夫婦同姓が未だに一般的なことにびっくり!

「男性の名字に女性が変更するのが、日本は未だに一般的よね。イギリスでも男性の名字に変更する人はいるけど、日本ほど多くはないの。日本ではほとんどの人が男性の名字に変更していて、驚いたわ」(イギリス/女性/20代)

日本でも夫婦別姓については話題に上がっていますが、法律上では例外を除いて、夫婦同氏と定められています。イギリスでは男性と女性の名字を繋げたり、法律上の夫婦別姓が認められていたり、日本より選択肢が幅広いとのことです。

名字を繋げるというのは、日本にはない選択肢ですね!イギリスには日本のような戸籍はないそうで、そのため名字については自由なのではないかとのこと。名字というのは日本と違い、そこまで重要ではないようです。

事実婚がまだ法律で守られていない!?

事実婚がまだ法律で守られていない!?

「カナダでは事実婚が主流になってるの。結婚したのと同様の法律を受けながらも、結婚をしなくてもいいのよ。日本はまだ結婚しなければ、パートナーとして認められないことが多いのよね」(カナダ/女性/30代)

カナダでは事実婚も結婚もほぼ同等の法律を受けられるとのことで、選択肢の一つとして事実婚を用意されているそう。日本では事実婚という形はありながらも、なかなか結婚と同等の権利を与えられないのが現状です。

例えば子どもの共同親権が持てない、パートナーが病気で倒れてしまっても、配偶者としての家族関係を証明しにくいため、家族の手術に署名できない場合などがあります。多様性を求められるこの時代。一つの選択肢として事実婚をする人にも、同等の権利が与えられるようになるといいですね。

食事や式が豪華!日本では結婚式にお金をかけてる

食事や式が豪華!日本では結婚式にお金をかけてる
marcociannarel / Shutterstock.com

日本の結婚事情で驚かれたことの一つが、豪華な結婚式。ジミ婚や少人数での挙式などが流行っている一方で、披露宴を豪盛に開く方もまだ多くいます。

「政治家の友だちだったからかもしれないけど、とてもお金をかけてそうな披露宴だったからびっくりしたよ!食事も飲み物も、花嫁のドレスもすべて豪華だった」(アメリカ/男性/30代)

食事はフレンチ、飲み物はアルコールを含め飲み放題。さらに、会場のスタッフがお酒を次に来てくれるなんて、まるで一流のレストランに訪れたかのようなサービスを受けれるのが日本のよくある披露宴。

アメリカではガーデンで開いたり、皆でダンスをしたりと、日本に比べカジュアルな披露宴を開くことが多いそう。日本の披露宴はすべて段取り良く、緊張感のある雰囲気だったため、アメリカ人男性は終始緊張しながら参加したとのことでした。

結婚式でカップルが最後にお返しをするのはなぜ?

結婚式でカップルが最後にお返しをするのはなぜ?

「日本の結婚式に参列した時に、ゲストがご祝儀を渡して、さらに新郎新婦が引き出物をお返しとしてプレゼントするシステムに驚いたわ。新郎新婦も用意にすごい大変よね」(中国/30代/女性)

「日本で結婚式に参加した時に、引き出物でプレゼントをもらった以外にも、お車代でお金をいただいたの。お祝いの気持ちで訪れたから、逆にたくさんいただいて申し訳なかったわ」(マレーシア/女性/30代)

披露宴では結婚式の参加者へ、新郎新婦からのお返しがあるのが一般的。もともと、お返しという意味だけではなく、幸せのおすそ分けとして渡すものが引き出物だそうです。中国ではご祝儀という物はありますが、平均的に1万円ほどを渡すそう。そして、新郎新婦からお返しすることはないようです。ただでさえ準備に大変な披露宴、引き出物選びにも時間がかかるので、そもそもご祝儀をなくせばいいのではないか?という意見がありました。

相手に喜んでもらいたいという気持ちがあっての引き出物なので、もらえると嬉しいですが、確かに新郎新婦は大変ですよね。意見をくれた中国人女性は、日本での結婚式にかける労働力にとても驚いていました。

参加してみてびっくり!ご祝儀がとっても高い!

参加してみてびっくり!ご祝儀がとっても高い!

「お祝いの気持ちはわかるけど、ご祝儀がとても高かったよ。アメリカでは、新郎新婦が欲しいものを事前に公表して、それを買って持っていくことが多いんだ」(アメリカ/男性/30代)

「ヨーロッパもアメリカと一緒で、プレゼントのウィッシュリストがあるよ。お金はあげないね」(オランダ/男性/40代)

日本の結婚事情で驚いたことで、特に欧米の人からの意見が多かったのがこちら。欧米ではご祝儀を渡すことが稀で、新郎新婦がほしいプレゼントを渡すのが一般的だそうです。なので、お祝いをするのに3万円、親族だと5万円ほど渡す場合もあることに、とても驚いたそう。

「ご祝儀貧乏」という単語があるほど、ご祝儀はお金がかかるというのは日本の中でも思われていますね。お祝いの気持ちですが、最近ではご祝儀ではなく参加費にし、ゲストから支払われるお金を少なくするカップルも少なくありません。時代に合わせて日本も変わってきているようです。

みんな飽きないの!? 結婚式でのスピーチが長すぎる!

みんな飽きないの!? 結婚式でのスピーチが長すぎる!

「結婚式での祝辞の長さに驚いたよ!アメリカでは祝辞はあるけど、短くて面白いんだ。日本は内容が堅いし、いくつか結婚式に参加したけど、あまりユーモアはないよね。お腹すいてご飯食べたかったけど、さすがに空気を読んだよ」(アメリカ/男性/30代)

会社関連の人が祝辞を行う場合は、どうしても硬くなってしまいますよね。他の会社関連の人も参列している場合が多いため仕方ないことかも知れませんが、アメリカ人男性が参列した結婚式では、祝辞に10分以上費やしていたそう。欧米の結婚式は日本に比べカジュアルなものが多いようで、祝辞もどちらかというと、面白い内容にしようとする人が多いとか。

日本にとって結婚とは家同士の結婚という意識があるため、海外に比べるとかしこまったものになりやすいのかも知れませんね。

外国のフリーダムな結婚の形に比べ、まだまだ縛りの多い日本の結婚事情。ただ、その家族との繋がりが、歴史をつないでいるようでとても良い、という意見もありました。日本では選択的夫婦別姓訴訟や同性婚訴訟も行われていますし、今後どのように結婚という形が変化していくか、楽しみですね。

Written by:

Fujico

Fujico

東京都生まれ。2015年にフリーライターとして独立。北米での留学・就労経験もあり、英日の翻訳・通訳も行う。東京の島・伊豆諸島をこよなく愛し、月に1度はどこかの島にいます!

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