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【海外から見た日本】外国人が思う「日本人のイメージ」は来日して変わったのか?聞いてみた

【海外から見た日本】外国人が思う「日本人のイメージ」は来日して変わったのか?聞いてみた

公開日: 2019/03/23
更新日: 2019/03/22

アメリカ人はフレンドリー、台湾人は親日家など……国それぞれに対するイメージっていろいろありますよね。では、私たち日本人は、他の国の人からどんなイメージを持たれているのでしょう?先入観や、「来日したら印象がかわった!」なんてことはあるのでしょうか?

そこで今回は、赤門会日本語学校協力のもと、10人の外国人に日本人に対するイメージを聞いてみました。外国人が思い込んでいた「日本人」とは一体どんな人?早速みていきましょう。まずは、来日前後でギャップを感じたという意見から。

「真面目で冷たいと思っていたけど、実際はやさしい!」

「真面目で冷たいと思っていたけど、実際はやさしい!」

日本人のイメージについて驚きだったのが、「冷たい人が多そう」と答えた人が半数以上いたことでした。

「日本人は冷たいという印象をずっと持っていたの。だけど日本に来て、やさしい人が多いなと思ったわ」(中国/女性/20代)

「日本人って冷たいんだと思っていた。ブラジルではハグやキスで挨拶するのが普通なのに、この国では失礼になることがあるっていうし。会釈するっていうけど、ブラジル人からするとかしこまりすぎて距離がある感じがするね」(ブラジル/男性/20代)

仕事や勉強にシビアなことや特徴的な礼儀作法が、日本人は冷たい人というイメージを生んでいたそうです。また、日本人は外国人を嫌うイメージもあったそうで、自分は外国人だから冷たい対応を取られるのでは、と思っていた人も。

しかし実際に話してみると、「ただシャイなだけで、打ち解けたらやさしかった」「言葉が不慣れな自分にも、丁寧に寄り添ってくれる!」と、印象が変わった人がほとんどでした。この“丁寧な対応”も、きっと日本人の持つ「真面目さ」の側面。その意味では、外国人が持つ日本人に対する印象も、あながち間違っていないのかもしれませんね。

「“本音と建て前”を使い分けるのは、最初だけだったんだね!」

「“本音と建て前”を使い分けるのは、最初だけだったんだね!」

シーンで立ち振る舞いを変える様子に疑問を持つ人も。しかし実際来日してみると、考えが変わったらしいです。


「『本音と建て前』って言葉があるんでしょう?相手によって態度や感情を使い分けるって聞いていたけど、仲良くなっちゃえば正直に話してくれるから、むしろ付き合いやすいって思ったよ」(韓国/男性/20代)

これは、日本人自身も「日本人らしい」と自覚する特徴のひとつなのではないでしょうか。私たちは、関係性を円滑に進めるために、ときに正直な意見を述べないケースがありますよね。しかし親しくなった相手には、もう自分を取り繕う必要もないので、他の国と同じように、相手に本音で話すことが増えます。もしかしたらこれも、「相手に嫌われたくない、嫌な思いをさせたくない」という、日本人の真面目さゆえの特徴なのかも?

「女性は大和撫子かと思ったら、ノリがいいんだね!」

「女性は大和撫子かと思ったら、ノリがいいんだね!」

日本の女性に対するイメージについても、声が。

「日本人の女性は大人しいと思ってたけど、反応が良くて元気な人が多いよね。会話も盛り上がるし、話していて楽しい!」(台湾/女性/20代)

大和撫子のような控えめで奥ゆかしい日本の女性像は、昔の話かもしれません(笑)。この台湾人の女性は、来日して日本人女性が大きな声で話すのはもちろん、抑揚をつけたり、「へぇ!」などとリアクションも大きいことに、とても驚いたそう。今は来日前よりも親しみやすさを感じてくれているようで、よかったです!

続いては、「実際日本を訪れてみても、イメージに差はなかった」という意見です。

「恋愛には、あまり熱を入れないタイプ?」

「恋愛には、あまり熱を入れないタイプ?」

恋愛関係についても、日本人に対する固定観念がありました。

「日本人は恋愛において淡白なイメージ。連絡をマメにとったり、毎日会ったりしなくても、信頼関係が作れていて大人よね」(中国/女性/20代)

「ベトナム人も恋人と毎日会いたいと思う人が多いけど、日本人は恋人と毎日会う人は少ないよね」(ベトナム/女性/20代)

恋愛において、日本人はサバサバとした人が多い印象を持たれているようです。実際に、仕事が忙しかったり、趣味に時間を取ったりして、恋人と毎日会える人は少ないのではないでしょうか。

外国人からは、適度な距離を保てる大人な付き合い方で良い!と意見がある一方で、寂しくないの?という疑問も。「自分の国では、忙しい日も1日10分くらいは会ったり、少なくとも電話は必ずするわ」という意見もありました。日本人の恋愛はドライなのではなくて、きっとそれぞれの時間を尊重し、自立しているから!と、思いたいところです(笑)。

「日本人は恋愛をするのが早すぎじゃない!?」

「日本人は恋愛をするのが早すぎじゃない!?」

日本人は恋愛においてサバサバしているというイメージがあった一方で、漫画アニメからのイメージも強いのか、恋愛に関してはこんなイメージも持たれていました。

「日本人は小学生でも彼氏がいるんでしょ?私が小学生の時なんて、恋愛感情すら生まれなかったわ!」(中国/女性/20代)

日本人は外国人と比べて、マセているイメージがあるとのこと。確かに小学生の時から“恋バナ”をしたり、一緒に登下校するカップルもいましたよね。「足の速い人がモテてた」「下駄箱で待ち合わせた」なんて“あるある”は、日本ならではなのでしょうか!?

「いろんな服を持っていてファッショナブル!」

「いろんな服を持っていてファッショナブル!」

「日本の人は、すごくファッションに凝っているイメージがあるよ。ブラジルの人はTシャツくらいしか持っていないよ(笑)」(ブラジル/男性/20代)

確かに、日本に比べると外国はシンプルな服の人が多いイメージがある気がします。それに比べ日本は、特に女性服ともなると、コンサバ、モード、ゴシックなど……実にバラエティに富んでいます。その種類の多さから、ファッションにこだわりが強いという印象を持たれているようでした。でも日本人からすると、シンプルな服をサラリと着こなす外国人も素敵ですよね!

「休日もしっかりメイクをして、完璧よね!」

「休日もしっかりメイクをして、完璧よね!」

服に続いて、メイクに関する意見も。メイクについては、やはり女性からの声が多かったです。

「どんな時でもメイクをしている人が多いイメージがあったわ。来日してみても、その印象は変わらないわね」(ベトナム/女性/10代)

「台湾人はスッピンが多いから、どこに行っても、ちゃんと化粧をして出かける日本人にびっくりしたわ」(台湾/女性/20代)

2人とも、日本人女性のメイクに関するイメージは、来日前にテレビを見て持っていたそう。海外、特にアジア圏では、普段メイクをしない人が多いようで、中には仕事に行く時も化粧をしないという人も。

一方日本では、化粧をすることがマナーになっている部分もありますよね。さらには、休日やコンビニに行く時ですら化粧をするという人も珍しくありません。

「日本では、kawaiiが正義なんだよね」

「日本では、kawaiiが正義なんだよね」

「かわいい(kawaii)」という日本語が外国でもそのまま通じるほど、日本人=かわいいが好きという印象が広まっているようです。

「日本人はかわいさを大事にするイメージがあるわ。韓国では美しさや強さが重要だから、感覚が違って面白い」(韓国/女性/20代)

「日本人って、なんでもかわいいって言うよね。中国でもかわいさってあまり重要じゃないから、とても新鮮」(中国/女性/20代)

「いくつになってもかわいくいたい」と思ったり、かわいい服やメイク、持ち物を好む傾向にある日本人。しかし海外では、かわいいは「幼い」というイメージが強いそうで、あまりポジティブに使われる言葉ではないのだとか。

となると、日本では「若く見られたい」と思う人が多いですが、これも海外では驚かれる感覚なのでしょうか?「美」に関する感覚の違いは、本当におもしろいですね!

「仕事詰めで、忙しそう…」

「仕事詰めで、忙しそう…」

日本人は何よりも仕事が大事なんでしょ?と思っている外国人が多くいました。なぜそのようなイメージがついたのでしょうか?

「終電まで働いている人が多いイメージがあるよ。明日頑張ればいいのにって思っちゃう」(台湾/女性/20代)

「仕事が好きで夜まで働いている人が多いんだと思っていた!でも実際は仕方なくなんだね。日本人は大変だなって思うよ」(ベトナム/女性/10代)

海外では、日本以上に家族を優先とする考えが進んでいる傾向が。日本も家族を大事にする考えに違いはありませんが、どうしても仕事が立て込むと残業をしてしまいがちですよね。外国人にはとにかくそのイメージを持たれているようで、「残業が多くてかわいそう」という声も聞かれました。

ただ日本でも、最近はフレックス制やリモートワークなど、仕事環境の選択肢が増えてきています。自身でワークライフバランスを考えて、体や家族のことをより優先できる暮らし方が進めば、このイメージは払拭できるかもしれませんね。


改めて日本人の印象を聞くと、驚きの意見が続々と出てきました!イメージ通りの部分もそうでない部分もいろいろありましたが、「侍がいると思っていた」などという、一昔前の日本のイメージはどうやら脱したみたいです。

来日してイメージが悪くなったということもほぼなく、安心しました!インタビューした皆さんには、これからも積極的にリアルな日本に触れて、どんどん好きになってもらいたいですね。

Written by:

Fujico

Fujico

東京都生まれ。2015年にフリーライターとして独立。北米での留学・就労経験もあり、英日の翻訳・通訳も行う。東京の島・伊豆諸島をこよなく愛し、月に1度はどこかの島にいます!

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