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住みたい街 No.1!人口の多さ全国2位!日本人が横浜を愛する10の理由

住みたい街 No.1!人口の多さ全国2位!日本人が横浜を愛する10の理由

更新日: 2020/12/22

日本最大級の不動産・住宅サイト「SUUMO」が発表する「住みたい街ランキング2018(関東版)」で、神奈川県横浜市がトップに輝いた。数多の商業施設を抱え、あらゆる文化の発祥地として、また繁華街へのベッドタウンとして、多くの人から根強い人気を獲得してきた東京・吉祥寺恵比寿を抑え、今回首位を獲得した横浜。事実、東京都埼玉県など周辺の都県からも幅広い支持を集めているという。
ではなぜいま横浜がそれほどまでに支持を集めているのだろうか。交通の便や商業施設などの生活インフラの充実度、住居費など、あらゆる角度から横浜の魅力を検証する。

1.東京とは一味違った国際色豊かな街並みが魅力

1.東京とは一味違った国際色豊かな街並みが魅力

世界と日本を結ぶ国際貿易港として発展を遂げてきた横浜は、諸外国のさまざまな文化に触れることで国際色豊かな都市を形成している。幅広い商業施設に囲まれ日夜多くの人でにぎわう都会の喧騒・東京とは一味違った魅力がそこにはあるのだ。例えば、世界最大規模のチャイナタウンとして知られる横浜中華街。横浜港の開港後、外国人居留地として発展してきた横浜中華街は、中国文化が色濃く反映されており、異国情緒あふれる街の姿は、日本ではなかなか味わうことのできない独特な雰囲気に包まれている。そんな横浜中華街には、約300を超えるレストランや商業施設が軒を連ね、連日観光客で賑わいをみせている。そのほか、国の保税倉庫として1911年に建設された赤レンガ倉庫。現在では、用途を変え、歴史的景観を残した文化・商業施設として多くの人に愛される観光スポットとなった。このように、諸外国の文化を取り入れながら独自の発展を遂げた国際色豊かな街の姿こそ、横浜ならではの魅力と言えるだろう。

2.世代や性別を問わず、幅広い年齢層が楽しめる観光スポット

2.世代や性別を問わず、幅広い年齢層が楽しめる観光スポット

横浜が人気を集める理由には、性別や年齢など、さまざまな需要に応える魅力的な商業施設や観光地の存在の多さも一因として考えられる。例えば、横浜駅西口から徒歩1分の距離には、若い世代から高い人気を誇る大型ショッピングセンター「横浜モアーズ(YOKOHAMA MORE'S)」や、30~40代向けの大型百貨店「高島屋」をはじめ、数々の商業施設が立ち並ぶ。ちょっとした生活用品から流行最先端のファッションブランドの洋服、美容健康グッズ、家具・雑貨など、横浜駅周辺だけで、十分すぎるほどにショッピングを満喫できる。

そのほか、横浜駅からほど近いみなとみらいエリアには、横浜を代表する観光スポットが数多く存在する。例えば、子供向け遊園地の「よこはまコスモワールド」にある全高112.5メートル・一周約15分の巨大観覧車「コスモロック21」をはじめ、日本の開港の歴史を学ぶことができる「横浜みなと博物館」、異国情緒溢れる赤レンガ造りの商業施設「赤レンガ倉庫」のほか、1930年から約30年間、実際に貨客船として活躍していた「日本郵船氷川丸」が停船する「山下公園」、オフィスやホテル、ショッピングモールなどからなる複合施設「横浜ランドマークタワー」などがある。また、夜になれば横浜ランドマークタワーの地上69階にある展望台から、みなとみらいを取り囲むように広がる海と、商業施設の明かりが織り成す美しい夜景を堪能することができる。こうして横浜は年齢や性別問わず幅広い人が楽しむことができる環境が整っており、ひとつの街、短い距離の間に集約された魅力的な施設や観光スポットの数々は、人々に「住みたい」と感じさせる大きな要素となっているのではないか。

3.東京都心部などへの交通の便の良さ

3.東京都心部などへの交通の便の良さ

横浜のさらなる魅力と言えば、何と言っても交通の便の良さ。横浜駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、京浜急行電鉄(京急)、東京急行鉄道(東急)、相模鉄道(相鉄)、横浜高速鉄道のほか、横浜市営地下鉄など、複数の路線が集まる県下最大のターミナル駅だ。東京のターミナル駅と比べてもここまでたくさんの鉄道会社が介入している駅はなかなかない。1日平均の乗降客数で見ても、その数なんと約42万人と、新宿駅や池袋駅、東京駅に次いで4番目の利用者数を誇る*。そんな横浜駅は、渋谷駅や新宿駅など東京都心の主要な駅まで約30分程度の距離にある。東京へのアクセスが良好なベッドタウンとして、人気の高いエリアとなっている。

* JR東日本エリア内の1日の平均乗降車数
https://www.jreast.co.jp/passenger/

4.子育てや親子での暮らしにも適した街

4.子育てや親子での暮らしにも適した街

自治体を挙げて子育て・教育への取り組みに力を入れている横浜。その顕著な例が、横浜市内に住む人が利用できる「子ども・子育て支援新制度」。同制度では、乳幼児期の教育・保育の総合的な提供や、待機児童*問題解消に向けた支援などを推進するため、子どもを持つ家族に幼稚園や保育所を斡旋したり、子どもを持つ家族が抱える悩みの聞き取り調査などを行っている。こうした自治体の手厚いサポートによって、横浜の「住みやすさ」が形成されている。そのほか、子どもを連れた家族がのびのびと遊ぶことができる公園や河川、レジャー施設、教育水準の高い小中学校が多い点なども、子育てに励む家族を惹きつける要素となっている。東京ほど騒がしくなく、それでいてしっかり都会で住みやすいというのは魅力的に写るのは当然だろう。

5.人口の多さは東京に次いで全国2位!横浜の物価は?東京と比較してみた

5.人口の多さは東京に次いで全国2位!横浜の物価は?東京と比較してみた

交通の便や商業施設の数、人口の多さにと、あらゆる点で東京と比較しても遜色のない横浜。そうした街の特徴・魅力とは別に、「住みやすさ」に直結してくるのが住居費だ。
実際のところ、東京の街と比べて、横浜の家賃相場や土地の価格はどの程度なのだろうか。日本最大級の不動産・住宅サイト「SUUMO」が算出する「賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報」で、住みたい街ランキング2位の恵比寿(東京)と、3位の吉祥寺(東京)、横浜市内の人気エリア桜木町を比較してみた。結果は以下の通り。

■一人暮らし(間取り1K)の場合
横浜・桜木町:8.3万円
東京・恵比寿:12.8万円
東京・吉祥寺:9.6万円

■家族(間取り3LDK)の場合
横浜・桜木町:17.8万円
東京・恵比寿:32.5万円
東京・吉祥寺:18.6万円

家賃相場で比較すると、価格の差は歴然。恵比寿吉祥寺に比べ、横浜の家賃相場が低いことがわかる。こうした住居費の水準も、横浜が住みたい街として支持される理由のひとつなのではないか。

6.街並みや自然景観の美しさ

6.街並みや自然景観の美しさ

横浜ならではの魅力として、豊かな自然環境が挙げられる。横浜には、鶴見川や境川、柏尾川など複数の河川が市内に流れており、それが快適な住環境を創出している。また、横浜市の郊外には、計画的に整備された緑道や公園がいくつも存在する。街が発展する中で、景観維持に注力してきた自治体の取り組みが、今日の横浜自然環境を作ったと言えるだろう。そんな横浜には、自然の魅力を活かした公園がたくさんある。例えば、目の前に太平洋が広がる臨海公園の「山下公園」や、広大な敷地に複数の日本建築が配置されている庭園「三渓園」、横浜市で唯一海水浴ができ、春先になれば潮干狩りも楽しむことができる「海の公園」などがある。生活の身近な場所で緑を感じることができる横浜は、住む人にとって快適な街と言えるだろう。

7.プロスポーツチームが街に活気をもたらす

7.プロスポーツチームが街に活気をもたらす

横浜は、プロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」や、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の「横浜Fマリノス」、「横浜FC」など、横浜に拠点を置くプロスポーツチームを複数抱える街として知られる。各チームには熱狂的なファンも多く、例えば、横浜DeNAベイスターズのホームスタジアム「横浜スタジアム」には、年間約200万人(2018年)、横浜Fマリノスのホームスタジアムには、年間約39万人(2014年)の来場者が訪れる。街を歩けば、チームを応援する張り紙や垂れ幕がいたるところに飾られ、街のスポーツへの関心の高さが伺える。そんな、プロスポーツチームの存在も、横浜に住む人々を活気づけている一つの要因と言えそうだ。

8.毎年、さまざま音楽イベントが開催される横浜

8.毎年、さまざま音楽イベントが開催される横浜

赤レンガ倉庫の周辺に設けられた特設会場で行われる「GREENROOM FESTIVAL」や、毎年夏と冬に開催されるオールナイトイベント「BAYCAMP」など、毎年、さまざまな音楽イベントが開催される横浜。そのほか、「横浜ベイホール」や「F.A.D YOKOHAMA」など歴史のある老舗ライブハウスを複数抱える横浜は、大型の音楽イベントだけでなく、日本国内の人気アーティストのイベントが連日開催されているのだ。そんな音楽に触れる機会が身近な場所にある点は、横浜の大きな魅力と言える。もちろん、東京にも音楽フェスやライブハウスは乱立しているが、街やフェスなどさまざまな形態が東京ほど入り組んだ構造になっていない、というのも一因にあるかもしれない。

9.博物館がいっぱい、楽しみながら学べる魅力的な街

カップヌードルミュージアム
カップヌードルミュージアム

横浜は、様々な博物館美術館を抱える文化的な街の側面を持つ。例えば、神奈川県の文化と歴史を学ぶことができる「神奈川県歴史博物館」や「横浜開港資料館」をはじめ、現代美術に焦点を当てた作品を多く展示する「横浜美術館」など、一つの街に様々の種類の博物館美術館がある。ほかにも、インスタントラーメンにまつわる展示や体験ができる「カップヌードルミュージアム」、全国各地の有名店の味を味わうことができる「新横浜ラーメン博物館」、世界的な鉄道模型のコレクターの原信太郎の鉄道関連のコレクションが所蔵されている「原鉄道模型博物」、海上警備の重要性と日本周辺の海域の状況を学べる「海上保安資料館 横浜館」など、特定の分野を掘り下げて学ぶことができるユニークな博物館美術館がある。観光スポットとしても人気が高く、人々が横浜を支持する大きな理由と言える。

新横浜ラーメン博物館
新横浜ラーメン博物館

10.グルメスポット多数、飲み歩きカフェ巡りに最適な街

10.グルメスポット多数、飲み歩きカフェ巡りに最適な街

横浜は、飲み歩きやカフェ巡りに最適な街でもある。中でも、お酒好きが集まるエリアとして知られるのが横浜駅からJR根岸線に乗って1駅の桜木町・野毛だ。600件以上の飲食店が密集する野毛には、焼き鳥、もつ焼き、おでんホルモン焼きなど、日本人好みのお酒に合う食べ物の名店がひしめく。また、野毛一帯には、昔ながらの日本の風情がいまなお残り、散策するだけで楽しい雰囲気が広がっているのである。それだけではない。横浜は飲み歩きだけでなく、カフェ巡りも楽しめる街だ。横浜駅周辺には、モーニング、ランチ、ディナーとそれぞれの時間帯に応じたカフェがいくつも存在する。映画のワンシーンに登場しそうなレトロな佇まいのカフェから、港町ならではなの洋風な雰囲気をまとったオシャレなカフェなどさまざま。歩くだけで楽しめる街並みは、横浜に「住みたい」と感じさせる大きな要因となっている。

Top image credit: Abhijeet Khedgikar / Shutterstock.com

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