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財布のひもは妻・夫どっち?結婚後の「お小遣い制」があるのか外国人に聞いてみた

財布のひもは妻・夫どっち?結婚後の「お小遣い制」があるのか外国人に聞いてみた

公開日: 2018/10/02

会社帰りにちょっと一杯。しかし、「今月お小遣いが厳しくて……」なんて断念する旦那さんたちの声もちらほら聞かれます。そういえば他の国では、「結婚後のお小遣い制」ってあるのでしょうか?

そこで、既婚の外国人たちに、各国のお小遣い事情を聞いてみました!すると面白いことに、日本が他の国に比べて特殊であることが判明しました(以下はアンケートに応じてくださった方の個人的な意見です)。

アメリカは共通口座を作ってお小遣いはそれぞれに

アメリカは共通口座を作ってお小遣いはそれぞれに

結婚10年目になる40代のアメリカ人男性は、自国のお小遣い事情についてこう答えてくれました。

「僕の祖父母にあたる2~3世代前までは、お小遣いを奥さんが管理することもあったらしい。でも、今はほとんどの夫婦が共働きだから、給料の何割かを共通口座に入れて、残りはそれぞれのお小遣いとしてエンジョイしているよ」

ダブルインカムの場合、この方法がベターかもしれませんね。女性の社会進出が進んでいるアメリカらしいお小遣い管理法です。

さらに、別の20代アメリカ人男性からは、学生時代のお小遣い事情についても聞けました。

「アメリカでは親からのお小遣いを頼るのではなく、高校生から自分で稼いで、学校に通う人が多いんだ。学生がアルバイトするのはカフェやダイナーが多くて、そういうところは時給が低いんだけど、チップで成り立っているから、要領のいい人が稼ぎまくっていたよ!」

お小遣いに頼らず、時給が低いから工夫してチップで稼ぐ。ビジネススキルを10代のうちから学べるのは、ある意味幸せ……かもしれません。

父長制の厳しいインドは父親がお金もマネジメント

父長制の厳しいインドは父親がお金もマネジメント

経済発展が著しいインドでは、どのように家庭のお小遣いを管理しているのでしょう?30代のインド人男性に聞きました。

「都市部では多くの家庭が共働きなんだ。なので、口座を分けたり共通にしたりして、お互いに管理しているんだよ」

アメリカと同じく、夫婦がそれぞれに稼いだお金を管理して、お小遣いもそれぞれ分けているようです。

「だけど、都市部を離れると、父親がお金を管理している家庭が多いんだ。インドは厳格な家父長制度があるため、父親が財政面も管理するのが一般的だね」

なんと日本と真逆!彼に「日本では母親が管理していることが多い」と伝えると「とても興味深い!」と驚いていました。

モロッコの家庭は父親にお金を相談

モロッコの家庭は父親にお金を相談

北アフリカのモロッコも、インド同様に、「父親がお金を管理する」という答えでした。

「父親がお金を管理して、貯金も父親がします。母親も子どもも、お金が必要なときに父親に相談します。僕が日本に留学するときも、父にお金の相談をしました。最初は認められず、苦労したんですけどね」

そう答えてくれたのは、20代のモロッコ人男性。貯金もすべて男性任せなのは、ある意味ラクではありますが、日本人女性的には少し不安かも?

マレーシアはお小遣いをそれぞれ副業で稼ぐ

マレーシアはお小遣いをそれぞれ副業で稼ぐ

所変わって、東南アジアの国々のお小遣い事情。まずは30代のマレーシア人男性に聞きました。

「たしかに母親はお金のマネージャーに適していると思う。でも、マレーシアでは共働きが多いから、それぞれに稼いだお金を管理しているかな。それに、お小遣いがほしいときには、ネットでオンライン通販をしたり、副業をしたりして、自分で稼いでいるよ」

日本と同じくSNSが盛んなマレーシアでは、個人でネット通販を行う人が多いそう。日本でもフリマアプリが人気ですし、個人のお金は個人で稼ぐ、が一般的になりつつあるのでしょうか。

毎月の固定費を夫婦で分担、が今時のベトナム

毎月の固定費を夫婦で分担、が今時のベトナム

同じく東南アジアのベトナムは、マレーシアと違う答えが返ってきました。ベトナムで暮らす20代の男性によると……。

「結婚後、ほとんどの女性はお金を管理します。しかし、最近の傾向として、多くの家族がスタイルを変えています。家賃、水道光熱費、子どもの授業料などの費用は、夫が支払うものとし、毎日の食費や雑費は妻が支払っています」

項目によってどちらが支払うか決めるのは、慣れたら管理が楽かもしれません。しかし、お小遣いの額を決めていないと、ついつい使いすぎてしまった!なんてこともありそうです。

韓国はお小遣いを「もらう」ではなく「とる」

韓国はお小遣いを「もらう」ではなく「とる」

最後に、お隣の韓国のお小遣い事情をご紹介。日本で暮らす30代韓国人男性が教えてくれました。

「日本の場合は、奥さんにお給料を全額渡してからお小遣いをもらっていると思いますが、韓国の場合は、自分で使う分をとってから奥さんに渡している家庭が多いように感じます。基本的に使う分を通帳から自分で引き落とすので、『お小遣いをもらう』という言葉にするとちょっと違いますね」

結婚後のお小遣いは「もらう」ではなく「とる」が韓国式。お給料を稼いでいる側が自分の必要な額をとってから家庭に入れるのは、たしかに自然です。

学生時代のお小遣い事情については、「親から今月のお小遣いだよ、って渡されます。でもそれは学生時代までで、社会人になってからはもらいません」と、日本と同じでした。


社会の変化に伴い、家のお金を管理する方法も各国で変わりつつあることが感じられる結果となりました。日本でも、共通口座を作って貯金する人たちが増えていますよね。お小遣い制度も、ライフスタイルに合わせて柔軟に変えていくのが、かしこい貯蓄に繋がる気がします!

Written by:

田中ラン

田中ラン

東南アジアが拠点のライター。安いビールが生きがい。

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