HOME イギリス人はトーストに何のせる?海外のアレンジがおしゃれ&おいしそうだったのでマネしてみた
イギリス人はトーストに何のせる?海外のアレンジがおしゃれ&おいしそうだったのでマネしてみた

イギリス人はトーストに何のせる?海外のアレンジがおしゃれ&おいしそうだったのでマネしてみた

更新日: 2022/03/25

朝にトーストとコーヒー。一般的な朝食の組み合わせのひとつですが、心のどこかで「正直、もう飽きてます……」という人もいるかもしれませんね。そして、その原因として考えられそうなものといえば“トーストのバリエーション不足”!
日本のトーストの王道はやっぱりバターやジャム。でも、“国が変わればトーストも変わる”ようですよ。日本ではあまり馴染みのない組み合わせは興味ありませんか?きっと毎日の朝食がもっと楽しくなるはず!そこで今回は、海外で愛されているトーストの形を筆者が実際に作った写真でご紹介したいと思います。

【ロシア】イクラを乗せて贅沢トースト

【ロシア】イクラを乗せて贅沢トースト

「ロシアではトーストの上に、塩漬けしたイクラをのせるの。パンにバターを塗って、イクラをのせるだけのシンプルなトーストだけど、とっても美味しい。パンとイクラがとっても合うのよ」(ロシア/20代/女性)

日本ではイクラというと、お米とセットのイメージですが、ロシアではパンにのせたり、クレープに巻いていくらを食べるそうです。実は、イクラはロシア語だったってご存じですか?それほどイクラはロシアに馴染みのある食材だそうですよ。食パンの上にまんべんなくたっぷりイクラをのせても大丈夫ですし、フランスパンに少量のせて、おつまみとして食べるのもおすすめ。

今回はフランスパンで試してみましたが、塩の効いたいくらとパンがとっても合い、ワインを飲みながら食べたくなる味でした。その他ロシアでは、キャビアをパンにのせて食べたりと、贅沢なトーストが人気だそうです。

【オーストラリア】ポーチドエッグとアボカドのトースト

【オーストラリア】ポーチドエッグとアボカドのトースト

「ポーチドエッグとアボカドのトーストは、オーストラリア人が大好きな組み合わせ。ボリュームもあるからおなかいっぱいになるし、アボカドが入っているから体にも良い。何より簡単に作れるから、毎週食べてるよ」(オーストラリア/男性/20代)

玉子丸ごと1つに、アボカド1/2個を使う「アボカドトーストのポーチドエッグのせ」は、朝からたっぷり食べたい人におすすめです。味付けは塩コショウ、そしてオリーブオイルとシンプルに。もっと野菜を摂取したいという人は、アボカドの上にトマト、そしてその上にポーチドエッグをのせると、たっぷりと野菜を味わうことができますよ。ついつい週に1回は食べちゃう!というくらい、よく作るトーストだそうです。

ポーチドエッグのボリューミーさと、アボカドにレモンを加えたさっぱりとした味わいが、絶妙なハーモニーを生み出し、とても美味しかったです。毎週食べてしまう気持ちがわかります。レモンのおかげで、朝から重すぎるという感じはなく、ちょうど良くお腹を満たしてくれました。

ちなみにアボカドを使うトーストは、オーストラリアだけではなくアメリカやカナダでも人気。

「アボカドのスライスに玉ねぎのピクルスを乗せて、バルサミコ酢をその上からかけるんだ。ブランチによく食べるよ」(カナダ/男性/20代)

アボカドの濃厚な味とピクルスやバルサミコ酢の酸味がマッチし、美味しさが絶妙だとか。オススメはライ麦パンで食べることだそうです。ライ麦パンはヘルシーなので、アボカドのようなボリュームのある材料と一緒に食べると、良いバランスになるそうです。

【アメリカ】ピーナッツバターとストロベリージャムをたっぷり添えて

【アメリカ】ピーナッツバターとストロベリージャムをたっぷり添えて

「アメリカではPB&Jと言って、トーストにピーナッツバターとジャムをぬったトーストをよく食べるよ。濃厚なピーナッツバターとストロベリージャムをたっぷり塗って、サンドにして食べる人をよく見かけます。学校に持ってくる子どもが、とっても多いのよ」 (アメリカ/女性/20代)

Peanuts Butter and Jerry(PB&J)は、アメリカではおきまりのトースト。子どもが学校に行く時に、ランチとして持って行く定番メニューだそう。

2枚のトーストを使い、片方にピーナッツバター、片方にジャムを塗りサンドにするという、シンプルなトースト。ストロベリージャムに関わらず、好きなジャムで楽しめるそうで、ブルーベリー、グレープ、ラズベリーなどを使用しても美味しいとのこと。ピーナッツにアレルギーを持っている人はアーモンドバターで代用しても良いそうですよ。

作りはとてもシンプルですが、ピーナッツバターが入っているのでボリューミー。満足感が高かったです。割と味が濃厚なので、ブランチやランチの方が食べやすいかな、と思います。

【イギリス】トースト大国はビーンズオントーストが主流

【イギリス】トースト大国はビーンズオントーストが主流

「トーストが大好きなイギリス!有名な食べ方は、ベイクドビーンズをトーストにのせて食べる方法。トマトソースに浸ったビーンズを、焼いたトーストの上にたっぷりのせるの。その上にチーズをのせて少し焼くと、トロッとしたチーズとビーンズが混ざってとっても美味しいのよ」(イギリス/20代/女性)

トーストとビーンズの組み合わせとは、なかなか考え付かないですね!イギリスではとてもメジャーな食べ方だそうです。Heinzというメーカーのベイクドビーンズを使うのが一般的らしいのですが、残念ながら日本ではあまり手に入らないため、他のメーカーで代用してみました。パンにバターをぬった後に多くの豆をのせます。

食べる前は、豆を多く使用するので、パンとの相性は微妙なのでは…と思いましたが、思いの外食べやすかったです。豆が苦手な人はチーズをのせて数秒焼くと、豆のモゴモゴとした感触がトロッとしたチーズのおかげで和らぎ、食べやすくなりますよ。

またイギリスではその他にも、サーディンをのせたトーストも有名だそう。甘いトーストよりも主食になるようなトーストが、イギリスではメジャーみたいですね。

【カナダ】子どもに大人気!シナモントースト

【カナダ】子どもに大人気!シナモントースト

「カナダで子どもに大人気のトースト、シナモントースト。シナモンとシュガーを混ぜたものを、トーストにたっぷりかけて焼き上げる。シナモンの香りが、食欲をそそるんだ。子どもの頃は、おやつの時間によく登場してきていたよ」(カナダ/男性/20代)

カナダの子どものおやつとして定番だという、シナモントースト。シナモンと砂糖をたっぷりかけて焼き上げるので、甘さと香ばしさがお部屋中に漂います。よりシナモンの風味を楽しみたい人は、パンを焼いてバターを塗ってから、シナモンと砂糖を混ぜたものをふんだんにかけるのも美味しいでしょう。

このシナモントーストは、シナモンのスパイシーな香りと砂糖の甘さがマッチし、甘いものがあまり得意ではない筆者でも、美味しくいただくことができました。甘党じゃない方でも食べやすい、オススメのトーストです。

【スロバキア】チーズとほうれん草のシンプルなトースト

【スロバキア】チーズとほうれん草のシンプルなトースト

「シンプルなトーストが大好き。その中でもチーズとほうれん草のトーストは最高ね。トロッとしたチーズがほうれん草とパンに絡むの。朝からハッピーになれるわ」(スロバキア/20代/女性)

スロバキアでは、切っても切り離せない存在だというチーズ。トースト以外にも、チーズを使用するメニューは多いそうです。茹でたほうれん草を上にチーズをのせて焼いて完成と、とっても簡単なこのトースト。

筆者はちょっとシンプルすぎるかなと思い、ベーコンも挟みましたが、とろけたチーズが程よくほうれん草とよく絡まり、病みつきになりました!ちょっと塩をほうれん草にかけると、より味が引き立ちます。

その他にもスロバキアでは、ハム&チーズやブリンザという羊乳のチーズをのせたトーストを食べるそう。また、その他にもトーストにバターと塩をかけたものを焼いて食べると美味しいと教えてくれました。多くの材料を使わず、それぞれの素材を活かしたシンプルなトーストが多いですね。

国によって、好みも傾向も全く違うトーストメニュー。お好みのトーストはありましたか?パンも食パンのみでなく、ライ麦パンやフランスパンなど、お好みでパンの種類を変えてみても美味しいかもしれません。当記事でご紹介したトーストは、日本にある材料でも作れるものなので、ぜひ試してみてください。

ちなみに、バター、ジャムを塗るだけ!という究極の時短パターンよりは手間がかかるものが多いので、いつもより少し早起きして楽しんでくださいね。

Written by:

Fujico

Fujico

東京都生まれ。2015年にフリーライターとして独立。北米での留学・就労経験もあり、英日の翻訳・通訳も行う。東京の島・伊豆諸島をこよなく愛し、月に1度はどこかの島にいます!

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