51通りの「ありがとう」の言い方

51通りの「ありがとう」の言い方

Update: 2017/06/28

世界的に最も広く知られている日本語といえば「ありがとう」。きっと日本や日本語についてあまり詳しくない人でも、多くの人々が理解している言葉だろう。「ありがとう」として知らずとも、少しカジュアルな「どうも」や丁寧な「ありがとうございました」など、少し違うニュアンスでなら認識している人もいるかもしれない。

日本は47の異なる地域から構成され、それぞれに独自に発展した言葉・方言が存在する。一風変わったユニークな方言が多い一方で、元となる言葉から大きく変化した言葉まで。旅行で訪れた土地の方言で「ありがとう」を発すれば、あなたもたちまち地元の人のような気分になれるかも!?では実際にどんな「ありがとう」があるのか見てみよう。

*本記事にてご紹介する「ありがとう」は、あくまで日常的に使われる言葉の延長戦にある方言のありがとうを特集したもの。また、47都道府県の言葉を網羅した情報ではないのでご注意を。

愛知県:ありがとうさん

秋田県:おぎに

青森県:ありがとうごす / めやぐだ

千葉県:あんがとう

愛媛県:だんだん

福井県:きのどくな / おうきのう

福島県:たいへん / してもらって
福島県のありがとうの方言は特に面白い。何かの言葉の前について強調したり、困難な状況を説明するのに用いる「大変」が「ありがとう」を意味していたり、「髪を切ってもらった」のように誰かに何かを「してもらった」際に使う言葉が「ありがとう」として使われている。

岐阜県:きのどく / うたてー

広島県:ありがとうあります / ありがとの
「ありがとうあります」は、現在ではあまり日常的に使われない言葉となっているが、年配の方々を中心に今も親しまれている。

北海道:いや助かった
何かに助けられたときに使う「いや助かった」というフレーズ。これが何と北海道の方言では「ありがとう」を意味する。北海道は寒い地域だが、人々の心は温かい。

兵庫県:おおきに / ありがとうおます

石川県:きのどくな / あんやと

岩手県:ありがとうがんす

香川県:ありがとで
通常多くの方言は、都道府県名+弁で、「~地方の方言」を意味するが、香川県は、かつて「さぬき」の名称が都道府県名に使用されていたことから、讃岐弁と呼ばれる。

鹿児島県:ありがとうござす

熊本県:ちょうじょう / だんだん
熊本県では、「だんだん」は単体では使われず、「だんだんな~」のように末尾に言葉を付け加えて使用されることが多い。

京都府:おおきに
「おおきに (大きに)」は、元来「おおいに」や「非常に」などを意味する言葉で、京都府に留まらず関西の広いエリアで日常的に使用されている。

三重県:おおきんな

宮城県:まんずどうもね

宮崎県:かたしげない / おおきん

長野県:ありがとうござんす

長崎県:ありがとうござす

奈良県:おおきに

新潟県:ごちそうさまです
食事を終えた後に使用される「ごちそうさま」。これが新潟県では「ありがとう」としても使用されている。特に、何かものを頂いたときに使う言葉として、年配の方々を中心に親しまれている。

大分県:おおきに

岡山県:ありがとうござんす

沖縄県:にへーでーびる

大阪府:おおきに

佐賀県:あいがとう

埼玉県:あいがとな

滋賀県:おおきに

島根県:だんだん

静岡県:おおきに

徳島県:たまるか

鳥取県:だんだん / ようこそ

富山県:ごちそうさま / きのどく

和歌山県:おおきによ~

山形県:おしょうしな

山口県:たえがとうございます

山梨県:ありがとうごいす

そして方言以外にも英語の「ありがとう」を意味する「サンキュー」もカタカナ言葉として日本語に存在、こちらは「ありがとう」と同じく日本中どこでも通じる言葉だ。

もちろん日本中どこに言っても共通で「ありがとう」という言葉が使えるので、これらの言葉を記憶して使わなければいけないことはない。でも、例えば大阪に遊びに出かけて、たこ焼きを買ったときに「おおきに!」と言ってみたら、より一層旅を楽しむキッカケになるかも?

ご拝読いただき、だんだん、まんずどうもね、きのどくな~。

※記事掲載時の情報です。

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